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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
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偽栄子一味

オークの里から出ると、

山羊の様な角生やした、

五本足のバイコーン馬に乗った、

奇妙な異種DQNカップルに出くわした。



「見ろよ!ぱねえ!

本当に本物だぞ!?」



「アハハハ!チョーヤバーイ!」



馬上の女見覚え有る…

クップくんが私に見せた写真の、

NTRれた遊び人女の!



「もしかして…キリナ!?」



「マジヤバーイ!

本人があたしを知ってるなんてー!?」



「クップくんから、

チャラい遊び人に、

NTRれたと聞いたけど…」



「ウェーイ!俺がその遊び人どぅぇーす!

フェルニゲシュって言いまーす!」



キリナの後ろに居たのは、

なんと絶滅した筈の、

西洋ドラゴニュートだった!



「娼婦より稼げるから~

あたしそのオークの里で、

魔神殿巫女やってたんだけどぉ~


クップのやつ一方的に惚れて、

ストーキングして来たから、

フェルくんに助けてもらったの♥️」



「あいつボコッたら、

なんか魔法でおっぱい生やして、

僕も彼女にして下さいとか、

崇める宗教作っただの、


キモ過ぎる事言ったから、

俺の馬で一緒に逃げたんだよwwww」



クップくんキリナの恋人でなく、

ただの客だったのか…

あの思い込み激しさなら、

確かに両思いと思い込みそう…



てかクップくんから人間の娘寝取った、

遊び「人」と言うし、


朝に人間の遊び人来たから、

普通に人間の男と思っていた…


むしろあの時連れて来た、

竪琴持った遊び人が、

NTRれ屈服し崇めた、

遊び人様本人と思っていた。



なるほど確かにフェルニゲシュ、

見た目格好良いし、

これならキリナ奪われて、

崇めたくもなるかも…


私もサワイでなく、

こいつに最初に出会っていれば、

今キリナの位置に出合っていたかも?



「まあ俺ドラゴニュート狩りでも、

この五本足の馬のおかげで、

無事逃げ切った訳よwwww


女やガキまで逃げずに、

人間と戦うなんて馬鹿過ぎるよなwwww」



しかし性格は最悪だ!

確かに逃げた方が生き残るが、

女子どもも見捨てて笑うとは…


私は同族に直接、

もっと酷い事するが…


最初にこいつに出会っていれば、

モンスターまで嫌いになっていたかも?


あの冒険者からは、

余裕で逃げ切るだろうけど…



「これが…南蛮最後の竜人!?」



チャラいフェルニゲシュを見て、

先生ショック受けている…


きっと自分や勇者に近い、

誇り高い騎士みたいなの、

想像してたんだろな…



「そうそう!フェル以外のドラゴニュートも、

クップもみんな馬鹿wwww

あ、それと俺本当は五本足でなく、

六本足なんだけど見る?」



「ヤダー!バイくん本物にまで、

そんなの見せるんだー♥️

あたし、フェルとのラブラブえっち、

本物に見せちゃうー!?」



五本足のバイコーン馬まで、

チャラくて下品で性格悪いのか…


こいつらモンスターだから、

ギリ許せるけど、

アダムワールドで私をいじめてた様な、

クラスのギャル同級生や、

その彼氏に近いDQN…


人間なら関わりたくないタイプだ!


サワイも人間なら関わりたくない、

DQN女だけど…



「あとさっきから、

本物本物って何?

私の偽物が居るの?」



「あーあたしあたし!

あたしあんたの真似して、

怪物の魔女名乗って暴れてんのwwww」



確かに私は、

悪い人間の女が暴れる、

口実にし易いけど、

私の偽物だったのか!?


クップくんが似てると言ったの、

これか?


いや、でも今の姿も似てない…

黒髪でなく茶髪で裸眼で色白だし、

服装も露出多い遊び人服…


刀はシャムシールだが、

手配書の私の刀もだったのは、

こいつと混同したからか?



「てめー!全然姐御と似てねえだろ!

姐御はもう人間でなく人狼なんだよ!

それに連れてるドラゴンが、

ワイバーンじゃねえし!」



サワイは私とキリナ相違点だけでなく、

自分とフェルニゲシュが、

別ドラゴン種である事を指摘した。



「もっと栄どんに似せる、

努力して欲しかっただ…


うーんそのバイコーンが、

おらの立ち位置だかなあ…


その西洋ドラゴニュートは、

サワどん+先生だかなあ…」



ゴートはキリナにダメ出しし、

モンスター立ち位置に悩んでいた。



「かような不逞の輩が、

南蛮竜人…

生き延びたはこやつだけ…」



先生はまだフェルニゲシュに、

ショックを受けていた。

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