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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
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必要な代価

「で、まああんたも、

遊びに来た訳やないんやろ?

クップ被害訴えでも無いみたいやしな」



「はい、私はモンスター守るために、

怪物帝国を建国予定なんですが、

ハイカー陛下たちオークには、

経理を担当して欲しいなと」



「ほう、銭をよこせならまだしも、

銭勘定せえと?」



「エルフよりオークのが、

最低賃金上でしたし、

みんな豊かに見えます…


経済による兵站は戦いに於いて、

物凄い力を生み出します」



私もアダムワールドで、

貧乏になってから分かった…

お金はどれだけ大切なのかを…



「ほう、若い娘が、

銭や飯の価値を、

そこまで理解するとはな。


だいたい愛を、

万能の魔法か何かの様に詠うが…


その夢を見せれば、

気持ち良く銭使うんやがな」



「私も元はアダムワールドの、

没落した商人の娘です…


モンスターを守り続けるには、

愛や力だけでなく、

お金も居るんだと…」



そうだ私はサスカッチの様な、

勢いだけで戦った訳ではない…

フィギュアとは言え、

またワイバーンと別れたくない…



「今はこのメタルゴーレムに、

後方支援任せてますが、


これから怪物帝国に、

怪物の騎士や民が増えれば、

あまりに負担が大き過ぎる…


なので経済の後方支援に特化した、

貴方がたオークのご助力を!


つまり文官…経済の騎士!」



「わいらが騎士とは面白そうやが、

わいらに銭勘定させるのも、

タダやないで…」



「貴方がたが経理をやれば、

オークの偏見拭えるかと…」



「いやいや!わいはむしろ、

他亜人どもを油断させれるから、

オークへの偏見や差別は、

利用出来て助かるんや!


あんたこの街来て、

予想より綺麗で驚かへんかったか?

一般オークが予想より真面目で、

安心せんかったか?


海旅芸人一座の舞台、

もっと見たい思わへんかったか?


性犯罪オークやクップが外で、

暴れれば暴れるほど、

オークの街の価値が上がるんや!」



つまり悪いオークやクップは、

ここのオークの引き立て役として、

ハイカー王は演出しているのか…


確かにモンスター好きな私すら、

オークは元から他亜人より、

悪そうな印象は有った…



「それに口約束だけも、

信用出来へんな…

他娘よりは地に足着いてても、

子どもの夢物語には変わらへん…


いつまた勇者が来たら、

嬢ちゃんら討伐されて、

終わりやろしな…


絶対建国する言う、

覚悟してもらうで」



すると猪オーク執事は、

棚から何かの紙を取り出した。



「わいとの契約書や!

もし約束通り怪物帝国建国出来なかったり、

建国しても雇わん様なら、


嬢ちゃん怪物の魔女から、

魔神殿巫女なってもらうで!


血判も押すんや!」



巫女と言えば、

一見清らかでイメージ良いが、

古代メソポタミア的に神殿巫女は、

だいたい娼婦!バビロン!


日本でも歩き巫女や白拍子など、

だいたい娼婦だった!



「つまり身売りして娼婦ですか、

そこだけはオークぽいですね…


分かりました!」

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