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悪役令嬢モンスターと人類滅ぼす  作者: 龍に本
第二章 勇者の猛威
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深い傷痕

「あの…クップくん、

貴方たちに何をしたんですか?

辛いなら話さなくても良いすが…


私には変なカルト宗教を、

布教して来ましたが…」



するとオーク男二人は、

顔を見合せ沈黙してから、

立ち上がって口を開いた。



「実はな…魔法で勝手に、

俺たち雌にされたんだ!」



「えぇ!?クップくん、

自分で魔法で中性なったらしいですが、

無許可で貴方も!?」



「俺たちだけじゃない!

クップは正義の魔法少女自称し、

そこまでは構わなかったが…


急に魔法テロで、

雄オーク全員雌にして、

雌オーク全員雄にしたんだ!」



「いや、全員ふたなりだから、

中性じゃなかったか?

とにかくみんな解呪時間かかり、

最近ようやく全員元に戻れたんだ。


変なカルト宗教教義を、

大人は誰も聞かないから、

子どもを歌で洗脳しようともしたな…

子どもも誰も聞かなかったが…


本屋や図書館の本全部も、

奴のカルト経典にされたりも…」 



トランスジェンダーは、

ドハワールドでも話題になったが、

本人の希望はまだしも、

全員無許可でとは…



クップくんは私を男らしいだの、

漢女だの言ってたから、


先生が斬首しなかったら、

私もおちんちんを、

生やされていたのか!?


てか同じオークにのが、

カルト布教ゴリ押し凄い!



「もしや…チャラい遊び人に、

返り討ちにされ、

屈服したからですか?」



「そう!それだよ!

クップは元々俺たちの斧盗んだり、

病人に間違った治癒魔法かけて、

事故死させるヤバい奴だった。


だが遊び人に人間の雌NTRれてから、

真面目=悪、チャラい=正義な、

独自の世界観になっていき、


俺ら雄オークを女々しいからと、

勝手に雌にして、

遊び人あてがおうとしたり、


仲良い雌同士を雄にして、

気持ち良くなる様にだの、

思い込みが激し過ぎるんだよ…」



「はっきり拒否した奴まで、

クップは勝手にな…


こう…理解したくなかったんだが、

何で他オーク達がクップに怒ったか、

分かる様になっちまった…」



いじめる側の気持ち分かる、

確かに分かりたくなかった事だ!

クップくんは被害者ぶっていても、

加害範囲凄い!


目の前のオーク男の、

クップくん助けようとして、

裏切られた気持ちも同情するが、


孤独や思想で、

同族攻撃する異端児て点で、

私はまだクップくんに、

同情する気持ちも有る…


どうすればクップくんを、

止められたのだろうか?



みんな止めようとしたせいで、

被害拡大してしまったのか…


皆とリンチするのが正解?

先生みたいに斬首が正解?


いや、確かに全体の被害は、

食い止めれるのだが…



「おっと、

ワーウルフの怪物の魔女様に、

こんな愚痴長々と悪かったな…」



「王の屋敷行く道すがら、

人魚歌姫セイレーンのライブ、

聞いたら元気出るかもな。


セイレーンはオーク達の心の傷を、

歌で癒してくれたしな」



人魚歌姫セイレーン!?

あのランキング記事で見た、

3位モンスターが、

今この街に居るのか!?

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