Part21 この前のこと
今回も下ネタあります。苦手な方はご注意ください。
とは言っても、紳士淑女の皆様方には何も問題はないですよね..?(圧)
「ご、ごめんね…。前見てなかったから、、。」
「いえ、大丈夫です!こちらこそすみません!」
「じゃ、じゃあ僕はこれで…。」
と、俺が来た方にお兄さんが歩いて行こうとした瞬間、俺は面白いことを思いついた。
そして一言、エルのお兄さんに問いかける。
「そういえばこの前って、何してたんですか…?」
「!?」
お兄さんは後ろ姿のまま固まった。
もちろん俺は何をしていたのか知っているが、あえて無知な男の子を演出することで、お兄さんをからかおうと思ったのである。
「勝手にお部屋に入っちゃったのはごめんなさい…。でも、なんでお部屋で、その…。おちんちん出してたんですか…?」
「、、、、、」
俺は内心ニヤニヤが止まらなかった。
男の子はこの年頃になるとそういったことに敏感になる。
そこをあえてしつこく問いただせば、もっと可愛い反応が見れるはず…。
「お兄さん〜?」
「確か、リオンくん、だっけ…?」
お兄さんはこちらの方を振り返り、俺のために少しだけ身をかがめて話し出した。
「あれはね、大人になると、できる…ことだから…///。リオンくんは、、その…まだ気にしなくても大丈夫だよ…///!」
お兄さんを見ると、顔は真っ赤、目は泳ぎに泳ぎまくっている。
ふーん。大人になるとね〜
「でも、お兄さんってまだ中等部ですよね?それってまだ大人じゃないですよね…。」
「い、いや…大人っていうか、体が…//」
もう少し詰めてみる。
「でも、大人になったらってどういうことですか?なんでおちんちんが関係してるんですか!?」
「おち、、///…ううっ、、」
顔から湯気が出るのかっていうぐらい真っ赤になったお兄さんに、俺は子供のような純粋な瞳を演じて一歩一歩問い詰めていく。
「リオンくん…には、まだ早いっていうかっ…///」
「えっ!?それってもしかして僕にもできるんですか!?」
「…っっっっ!?!?」
ふふふふふ
困ってる困ってる…
さて、このまま無理やり押しかけて、あーんなことやこーんなこと…。
「リオンくーん!」
とその時、廊下の奥から声が聞こえてきた。
「あ、リュイ」
「遅いなーって思って見にきたのー!もう先生とお話し終わってるんでしょ?エルくんと一緒に待ってたんだからねー?」
「悪い悪い…。この人、エルのお兄さん」
「お兄さん!?えっと、エルくん、呼んできましょうか…?」
「えっ、いや、大丈夫だよ!今日は特に用事もないし…。」
「わかりました。じゃ、リオンくんいくよ」
「あっうん…あっ、ちょっと待って」
そうリュイに言って、俺はお兄さんの方へと走り寄った。
そしてお兄さんの耳元で一言。
「なーんて。全部知ってますよ♪僕はまだ出てないですけどね…」
「…!?!??!?!!?!?!?!!」
ミッションをコンプリートした俺は、リュイのそばに戻ると、そのまま右手を引っ張られながら玄関の方へと向かった。
お兄さんはそのまま数十秒ぐらい固まっていた。
「で、どんなお話ししてたの?」
「んー?なんでもないよ。ただ挨拶しただけ」
「そっか」
リュイにはなんとなく誤魔化しておく。
長い廊下をリュイに引っ張られ、数十秒ほどかけて玄関に到着した。
もうすぐで秋になろうとしていた季節は、西の空をオレンジ色に染めていた。
「ごめんねえ…。お待たせ」
「遅かったね。先生そんなに怒ってた?」
「いや、そこまでじゃないけど、今度やったらリュネット先生に報告するって…。」
「あちゃー。これからは気をつけないとね?」
「言われなくてもそうするよー…」
エルと校門の前で別れると、俺たちは家の方向に向かって歩き始めた。
今日は雲ひとつない晴天ではあったが、風が異様に強かった。
ビュウウウウという風の音が、俺たちの帰り道になっている大通りを吹き抜けていくたびに、寒さで体が凍える。
「うう…もうすっかり秋だね…」
「あと数日したら冬服だろ?そうしたら少しは良くなるかもな…。」
「そうだねぇ…ん、んあっ、っくしゅん!」
隣でリュイがくしゃみをひとつ。
「リュイ、大丈夫…?上着貸そうか?」
「だ、大丈夫…。だけどちょっと寒くって…」
「風邪でも引いたか?」
俺はリュイの額に手を当ててみる。
「リュイお前…熱あるじゃねえか」
明らかに平熱よりも高い温度を掌で感じた。
念の為自分の額も触ってみるが、リュイの方がよっぽど熱かった。
家まではあと歩いて10分ほど。
とりあえず、きていた上着をリュイに着せて見た。
「大丈夫だって…。お家帰って、お薬飲めば…んっくしゅん!」
「もう…無理すんなよぉ…」
この世界で病気を経験したことは数回ある。
前世とはあまり違いはないものの、どうやら魔力も関係しているようで、症状などはその日やその季節における魔力の量によって、軽くなったり酷くなったりするらしい。
上着を着せたあと、とりあえずリュイの前でしゃがみ込み、後ろに両手を広げた。
「ほら、おんぶしてあげるから」
これ以上悪くなったら大変だから、とりあえずおんぶをしてリュイの家まで送ってあげることにした。
「大丈夫だってっ、、それにおんぶって…リオンくんが大変だよっ!」
「もーつべこべ言わずに乗る!じゃないと家帰れないぞ!」
「…わかった、、」
少しすると、背中に温かい感触がふれたかと思いきや、そのままリュイが俺に全体重を預けてくれた。
7歳の体には決して軽くない重さだが、俺にとってはむしろご褒美というか…。
いや、リュイが苦しそうにしている側でこんなこと考えちゃダメだ。
「ごめんね、リオンくん…ここまでしてもらって」
「俺たち幼馴染だろ?片方が困ったらもう片方が助けてあげるものなーの」
「でも僕、何にもリオンくんのこと助けてあげれてないよ…?」
何を言っているのでしょう…。
もう120%助かってます。今もまさにショタ成分を提供してくれていますし…。
リュイさんの笑顔を見るたびにこの世界のことが好きになってます。
「そんなことないよ。俺はリュイがいてくれるだけで嬉しいもん」
本音。
「ふえっ、そのっ……ありがと、、ね」
直接顔は見えないものの、多分照れてるところも含めて全てがかわいい。
俺は少しだけ顔をにやけさせながら、家までの道のりを少し急ぎ目に歩いていく。
そして10分後。
特に何事もなく、俺はリュイの家に到着した。
「すみませーん!!!」
「おかえりー!ってどうしたの!?」
リュイの家で出迎えてくれたのは、リュイのお母さんだった。
「リュイ、ちょっと熱があるっぽくて…。今日は休ませてあげてください…。」
「リオンくんがおんぶしてくれてたの!?」
「はい。でも、今はとりあえずリュイを…」
「うん、えっと、じゃあとりあえずお部屋に運んでもらえる?」
「わかりました」
いつも登り慣れている階段を、リュイが落ちないように気をつけて運んでいく。
リュイのお母さんが部屋のドアを開けてくれたので、中に入ってリュイをベッドの上に下ろす。
「はぁ…はぁ…」
顔が赤くなってるし息が荒くなってる…。
この10分で悪化しているようだ。
「リュイ、大丈夫か…?」
「リオンくん…ありがと…」
「とりあえず、制服脱げるか?部屋着はお母さんから貰ってるから」
「うん…わかった…」
俺の目の前で制服の前をはだけさせていくリュイに、少し、いやかなり興奮したが、ひとまず深呼吸をして落ち着いた。
至近距離でパンツまで下ろそうとした時は流石に焦ったが…。
「うう…」
着替えも終わり、無事ベッドにリュイを寝かせることに成功した。
リュイのお母さんから、移ると悪いからということで、俺はひとまず家に帰ることにした。
また、明日は学校に行けないかもしれないということだった。
「リュイ、大丈夫かな…」
苦しそうにしていたリュイの姿を思い出して胸が痛くなる。
風邪だし、一日二日では治らないのだろうか…。
明日はエルと二人で学校だな…。
そう考えているうちに、さっきの着替えのシーンを思い出してしまい、思わず体が反応する。
最低だ…。俺って…。
そんなことはさておき、リュイは大丈夫だろうか...。
続く




