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何が起きたの!?

「か...かはっ!?」


 私が意識を取り戻し咳を混むと、そこにはもう火刑台も王国も何もありませんでした。


「何が...起こったの?」


 自分の頭でも理解できない程の急展開に頭がどうにかなりそうです。


 その瞬間にアルフィ様から貰った首飾りが砕け散りました。


「もしかしてこの首飾りが私を守ってくれたの?」


 砕けた首飾りの残骸を拾い上げながら最後の瞬間に起きた事を思い出す。


(最後の瞬間、アルフィ様の体から冷気のような物が吹き出して全員を氷漬けにして砕いたんだ...)


 そう思うしかないほど、周りの状況がそう言う事態が起こった事を示唆していました。


 巨大な軍隊を持っていた軍事国家ガリレアは1夜にして崩壊したのだろう...。


【魔女】アルフィの怒りに触れたのだ。


 私はそう思う事にした。


『アルフィとわしは【大帝】の家臣だ』


 と言う言葉が私の頭に残りましたが、そんな大分前の人物ならばアルフィ様が生きている訳ありません。


 オルゲンは適当な事を言っていたのだと自分に言い聞かせて新たなる旅に出る私。


 旅を再開する前に火刑台の周りを調べてみましたが、やはり王国の残骸だったガレキくらいしか見当たりません。


 仮組みで作られたであろう火刑台も王城もガリレアも町に住んでいた人達も残らないガリレア跡地を寂しく歩く私...。


「ここは...」


 アルフィ様の大法廷があった場所だ。


 私はガレキをいくつか退けてまだ無事そうな魔導書でもないかと探していると...。


「あれは...?」


 ガレキの中に魔力で守られている部分がありました。


 強力な結界で守られていましたが、私が触れると同時に四散し、一通の手紙が残されていました。


「手紙...? 誰の?」


 私が手紙を開いてみると、中にはこう記されていました。


『親愛なるアルフィ様へ、貴方に教えられた魔法は大いに役に立ったけど貴方の弟子として世界を回る旅も終わりにします。なぜなら私のお腹の中には赤子がいるからです。貴方様にこの手紙が届くかは分かりませんがもし届いたのならば一度私の愛娘レイナの顔を見に来てくださいね。 【魔女クイナ】もといセルフィより』


「セルフィ...って私の()()()()の名前だ」


 その後で頭の中にアルフィ様の声が鳴り響いてきた。


『レイナ』


「アルフィ様!?」


 私が周りを見ても彼女はいない。


 と言うことはこの手紙に付与されていた魔法だと考えるのが妥当だろう。


 恐らくこれが師匠の最後の言葉...。


 私はその言葉にしっかりと耳を傾ける事にするのでした。


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