04 周囲の反応
「ねえ!!付き合ってるの!?!?」
望月瑠璃、今絶賛ピンチ中・・・
例の朝のヤツを見たクラスメート達に囲まれてる状況。
栞里は「ふーん、そーゆーことねふふ」と言っていて音は (ちなみにいつもと同じように遅刻だった)「瑠璃に彼氏か〜。頑張れー。応援してるー」
いや、応援されても困るし!!ニセコイだし!!なんてことは言えず、すごい困ってる。
「いつから付き合ったの!?」「お前ら仲悪くなかったっけ?」「めっちゃらぶらぶ!」「くそ...あの女私の健斗を取りやがって」
あれ、、、最後のはおかしくない?
「はいはい。だまってだまって、ほら、瑠璃が困ってるでしょ?この子彼氏できるの初めてなの。ラブラブな瑠璃と健斗を応援してあげてー!」
花蓮・・・だいすき!!!!!前世天使かな?女神かな?はぁ助かった、、みんな納得してくれるし・・・ 今度クレープご馳走しなきゃ。
一応一件落着のはず・・
「花蓮、ありがと」
「いーえ、これからサポートもするからね♡」
サポート「も」?なんかこれ以上やる事あるの?少し引っかかったけどまあいいか。
一方健斗の方では・・・
「おいお前!いつから望月さんと付き合ったんだ?ずるいぞ!」「あんな美人ゲットしやがって・・・」「お前になんか勿体ない!」「ずるいずるい!」
はーん、別になんだって言え、ニセコイだしすぐ別れるし。これも全部クラス替えのためなんだ。
アイツが美少女?ふざけんなただのうざいやつだ。困った困った。
ただどう説明するのかが問題だなぁ。
と考えていたとき。
『はいはい。だまってだまって・・・応援してあげなきゃ!』
これは使える。
「ほら、あいつの言ってる通りだよ。とりあえず応援頼む。くそおん・・じゃねえや瑠璃も困ると思うし」
「あっそ、健斗が言うならそーしてやるよ」
察してくれる優しい友達を持ったことに感謝。
と、その時、健斗と瑠璃の携帯が鳴るのはほぼ同時であった。
らいん by: お母さん
「今日、梨恵の家でけんちゃん含めて家庭内会議をします。必ず来ること♡」
らいん by: 親
「今日、るーちゃんと加奈を呼んで家庭内会議をするからそのつもりで♡」
「「まじか」」
人生そんな上手くいかないものだな、と思った瑠璃と健斗であった。
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