表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ママは育児休暇につき世界を救わない  作者: はぴぴ
3章 ママの生き方
96/551

96 子爵家に滞在することに

「メリディ様に関することについては、ご満足いただけましたでしょうか?」

「はい、記憶が戻ったわけではないですが、すっきりしました」

「よかったです」

「それでは、おいとま…」

「ちょ、だから、王位…」

「それは昨日も言ったとおりです」

「お願いします。あなたが最後の生き残りなのです。

 そして、さくら様。先ほど王位継承権はないと言いましたが、サジタル王家の最後の生き残りです。」

「さくらは女の子ですよ…」

「それでも、うち以外の子爵家にサジタル王家狙いがいますので、そちらに嫁いでいただければ…。」

「さくらを生後二ヶ月で、そんなゴタゴタに巻き込みたくないです!」

「では、メリディ様には、私の子を産んでいただければ…」

「ああもう!センソルズ領を灰にしたいですか?!」

「ひぃええぇ…」


「…メリディ様は、泣かせて魔力を暴走させなければ、ただの気弱な姫だと聞いていたのに…こんなに気が強いなんて…」


 ぼそぼそつぶやいてるようだけど、全部聞こえてるよ!私は美奈子なんだよ!メリディなんて知らねーよ!


 と言いつつも、私がオプテイシア王国のメリディ・オーナル第三王女というのは間違いないようだ。だけどさ…


「王族は他にはいないんですか?分家とか、」


「王位継承権がなくなった時点で、王族は継承権を持ちうる子をなすことが禁じられます。そのため、王族がネズミ講のように増えたりはしていません。

 それと、エルフの血を引くオーナル王家は、寿命が三倍だから、えっと…妊娠期間が三十ヶ月のはずです。女性が長い期間束縛されることを嫌い、あまり積極的には子をなそうとはしないのです…」


「えっ…、じゃあ純血のエルフって…百ヶ月…八年も妊娠期間あるんですか?そりゃ、いくら寿命が長くても、子供作りたくないですね…。あれ…私も二年以上妊娠期間あったのか…」



「あの…、なんとか王座に収まっていただくわけには…」

「とりあえず…考える時間をください。しばらくは、ここにいます。逃げたりはしないです。それとやはり、私が見つかったことは口外しないでください。私が考え抜いた末で、王にはならないという選択があることも、覚えておいてください。あと、念のため、他の王族の捜索も、細々とでいいから続けてください」

「はい、承知しました…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ