表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ママは育児休暇につき世界を救わない  作者: はぴぴ
3章 ママの生き方
90/551

90 王国壊滅

「そちらのお子様は?」

「あ、息子のゆうきと、娘のあいかです」

「はっ?あー、そちらの赤子は?」

「こっちも私の娘、さくらです。皆、大事な私の子どもです!」

「し、失礼しました。殿下とともに、丁重におもてなしさせていただきます」

「はい、お願いします」


 私の血のつながった子供、ないがしろにしたら許さないからね!今この身体と二人は、血がつながってないけどね!


「立ち話も何ですから、私の屋敷においでください」

「あの、私のことを教えてください。それ以外の目的では、長居するつもりはありません」

「はい…ですが…まあ…お乗りください」


 おお、これがエスコートってやつですか。夫にされたことはなかったね。



「ママぁ、すごく揺れて楽しい!」

「私も、あーわーわーわ」


 あいかは馬車の振動で声が揺れるのを楽しんでいる。私は体重を三分の一にしているので、一度飛び跳ねたら、着地するまでの時間が他の人よりも長くて、気持ち悪くなってしまった…。かといって、重力軽減をなしにしたら、お尻が痛くなりそう…。

 ああ、姫様…メリディのストレージに入っている馬車を引いてもらえばよかった。あれならきっと、少しはマシに…メリディが使ってた物だろうから。あ、でも明らかに大きさが違うし、この子爵の馬車の二頭の馬では引けないかも。


「到着しました」


 ふう、助かった…次に備えて、何か考えておこう…。



 応接室に案内された。メイドさんが紅茶を持ってきてくれた。


「ありがとうございます。あの、こっちの二人には、水をください」

「も、ももも、申し訳ございません。ただいまお持ちします」


 メイドさん、びびりまくって、逃げるように行っちゃった…。メリディ、どんだけ怖い人だったんだ…。


「それでは、まず、この国の惨状のことから…。この国が今、危機にあることはご存じでしょうか」

「ほとんどの町が破壊されて、荒れ果ててしまっているようですね」

「はい、その中には王城と王都も含まれており、王家の方々の所在が全く確認できていなかったのです。

 破壊されずに残された地は、子爵領が二つ、男爵領が二つ。そのうちの一つが、我がセンソルズ子爵領です。あとは、伯爵領が一つあり、伯爵は生き残ったものの、領の八割が破壊されて、壊滅状態です。

 我々、残された領の者で協力し、二ヶ月間、王家の者の探索をしておりました。しかし、島中を探し回ったのですが、まったく見つからず…。そこにメリディ王女殿下、あなたが現れたのです」

「あれ…私、最後の生き残りですか…?」

「そうだと思われます…」


 私、姫様ごっこはもちろん、女王ごっこなんてできないですよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ