表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ママは育児休暇につき世界を救わない  作者: はぴぴ
2章 ママは普通に暮らしたい
72/551

72 日常

 四週間が経った。この世界では、一週間が五日。つまり、二十日経った。五の倍数の日は休息日とされているけど、実際に休むかどうかは人それぞれ。そして、一ヶ月は六週間で三十日なので、まだこの世界に来てから一ヶ月は経っていない。週と月で周期が合っていてわかりやすい。

 一年が十二ヶ月というのは地球と同じだけど、それだと三六〇日しかない。でもそれって、一年で五日もずれたら、すぐに季節がおかしくなるんじゃと思ったけど、地球と同じか分からないし、そもそも惑星じゃない説もあった。それに、神父さんは季節という言葉を知らなかった。

 季節がないなら、いつ作物を植えても育つし、人々は今が何月か区別する必要がない。



 二十日間、毎日仕事してたわけじゃないよ。子供と遊んだり、魔法の練習をしたりと、ローテーションしてたよ。


 仕事の日は二パターン、数回分の野草を一気に採集して、劣化のないアイテムボックスに入れておいて、毎日一回分だけ納品。それ以外は狩りで金策。もう焦がしたりしない。おかげで金貨三十枚分は貯まった。でもそろそろ、周辺の森の獣が絶滅しそうなので、別の方法を考えなければ。


 それから、ゆうきとあいかは、泥遊びを禁止にしたにも関わらず、私が仕事から帰ってくると、また勝手に鉄でオブジェを作っていたのだ。そう、あいかも樹脂のようなもので人形を作ってしまったのだ。まさか、あいかにも同じ魔法が…?ところが、二人とも一つオブジェを作ったら、すぐ魔力が尽きてしまったらしく、できていたのは高さ二十センチの飛行機と、三十センチの人形だけだった。前もこんなことがあったような。

 こういうのは禁止しても聞かないことが分かってはいたんだ。特に、あいか。小さいものを一つしか作れないし、魔力が尽きて不快な経験をしたから、それにつけ込んで注意してみた。「ママがいないときにそれを作ると、気持ち悪くなっちゃうよ」とね。あれ?なんで私がいるときだけ平気なの?

 とりあえず、神父さんの目の前でだけはやらないようにと、念を押しておいた。約束が守られる確率は半分くらい。

 そういうわけで、遊びの日は私の監視の下に泥遊び。あ、このときだけは、みんなにプレゼントした服は脱がせたよ。いや、念動で汚れは取れるんだけど、さすがに。そして、もちろん私も…。以前の服装は卒業できていなかった…。やっぱり、汚れてもいい普段着がほしい。


 魔法の練習の日は、他に魔道書に載っている魔法で使えるものがないか探したり、一般の魔法の威力の出し方の研究など。神聖魔法に肉体強化なんてのがあったけど、疲労が凄いらしく、私には使えそうになかった。


 ローテーションの中に、さくらの世話が入ってないって?新生児ってある程度慣れると、手間かからないんだよ。まだ授乳してるだけで、生まれて数週間でたいした変化はないよ。まだ、寝返りも打てないしね。大変なのは、動けるようになってから。そうなると、目が離せなくなるし。

 一人目のゆうきは心配で、結構付きっ切りだったけど、あいかのときはもう、泣きさえしなければ放置してたなあ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ