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ママは育児休暇につき世界を救わない  作者: はぴぴ
2章 ママは普通に暮らしたい
43/551

43 合流

 野草探し競争?をスタートしたところに戻って、しばらくしたら、コネットが帰ってきた。


「あら、早かったわね。サボってたんじゃないでしょうね!」

「そっちこそ。何本とれたんだよ」

「四本よ!」

「俺は五本だ。まあいつも、こんなもんだよな」

「むきぃー。美奈子は何本なのよ!」


「オープンストレージ!」


 あ、精霊のことを完全に忘れてた。ってか、祈ってもいないし、精霊いらないんじゃね?

 ストレージは二十メートルの奈落なので、アイテムボックスからストレージの入り口付近に野草を取り出して、落ちないように念動で浮遊させておく。複雑極まりないけど、アイテムボックスが人前で使えるようになったのは大きい。


「こんな感じです」


「……いち、に、さん……二十本かしら。どうやったらこんなに…。そして、ストレージも大きいのね…」

「あはは…」


 笑ってごまかすくらいしかなかった。


「そうなんだ。草むらの中とか、見えないところのも、すぐに見つけちゃうんだよ。それから、ストレージも知らなかったから教えてやったら、いきなりこの大きささ。まだ魔力に余裕があるみたいだから、もっと大きくできるかもな」

「うん、帰ったら大きくできないか試してみる」


 すでに屋敷が入るほど大きいのだが、帰って一人になる機会があったら、中を探検したいのだ。


「そうなのね…。初めてでこれだけ…。ところで、あなたたち、いつの間に打ち解けたの?スローは全然話さなかったじゃない。二人でサボってしゃべってたんじゃないでしょうね。いえ、二十本だったわね…」

「美奈子は初めてだから、一人でできるわけないだろ。コネットねぇが一人で行ったあと、俺たちは協力して探してたんだよ」

「何それ、ずるいじゃない!いや、そうでもないか。まあいいわ。ねえ美奈子、私にも丁寧な言葉は不要よ」

「うん、わかった」


「じゃあ、ギルドに野草を渡して、帰るわよ」

「おう」

「はーい」

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