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ママは育児休暇につき世界を救わない  作者: はぴぴ
2章 ママは普通に暮らしたい
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42 男子の戦い

 俺の名はスロー、一二歳、男。物心ついたときには教会併設の孤児院に住んでいた。

 今日も一四歳で姉貴分のコネットと、ギルドの午前の仕事を終えて、昼メシを喰いに戻った。そしたら、天使がいたんだ。


 天使の名は美奈子。聞いたことない感じの名前だ。どこから来たんだろう。

 真っ白で透き通るような肌。優しそうで整った顔立ち。明るいピンクで、膝ほどまである、輝く髪。言葉は大人びていて丁寧。これだけそろってるのは、貴族のお嬢様なんじゃ?ピンクは初めて見たけど。

 けど、だぼっとした変なワンピーススカート。全然似合ってない。一瞬、太ってるようにも見えたけど、ほっそりとした腕や、スカートより下の細い脚を見れば、すぐに太ってないことは分かる。外の光で照らせば、服の下の細身のシルエットが浮かび上がる。

 そしてこのワンピースを大きく膨らんで見せているのは、ワンピースの中で唯一ぱつぱつの部分、それは、む、胸だ。…かなり大きい。ギルドのねーちゃんよりでかい…。

 十歳だと言っていた。確かに十歳くらいの身長だ。けど、この体つき、本当に十歳なのか?


 ここで暮らすってことで、仕事を教えてやることになった。コネットが指導してくれてるが、所々抜けているので、俺がフォローする。これがいつものパターン。

 仕事は野草集め。コネットの説明は適当過ぎる。案の定、コネットは競争とか言って、美奈子を放り出して一人で行ってしまった。俺がフォローするしかない。


 ストレージの魔法を見せてやった。そしたら目を輝かせて迫ってきた。まぶしくて直視できない。なんだか柔らかいものが………胸、当たってるって!魔力の限界でもないのに精神が崩壊しそうだ。


 野草探しは初めてだっていうのに、なんだか的確に野草の生えてるとこるところに向かって、どんどん集めていく。


 突然、美奈子に突き飛ばされた。いや、触られただけで、バランスを崩すこともなかったのだけど、なんか移動した?そして自分がいた場所を、一匹のイノシシが駆け抜けた。

 危なかった。美奈子が突き飛ばしてくれなきゃ、体当たりされていた。今度は俺が!美奈子を守らなきゃ!

 そう思ったのもつかの間。美奈子はウォーターの魔法を唱えて、水を細長い矢の形に変えて、イノシシめがけて発射したんだ。そんなウォーターの使い方は見たことない。神父のペンタムさんでもできなそうだ。


 この子はなんなんだ。いきなり大容量のストレージを作ったり、野草を簡単に見つけたり、水の矢でイノシシをやっつけたり…。……そしてすごく、かわいい…。


 そのあとも、魔法のことを教えてやったら、また、む、胸を押しつけて攻撃してきやがった。イノシシの体当たりよりも、ずっと威力が高い。これ以上ダメージを受けたら耐えられないので、もう…もっとやってほしい…。

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― 新着の感想 ―
[一言] もっとやって欲しいwwww 欲望に正直でよろしいっ!w
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