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ママは育児休暇につき世界を救わない  作者: はぴぴ
2章 ママは普通に暮らしたい
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30 魔法の勉強

 サラダを自分の分だけ食べたところでおなかいっぱいになってしまった。私の細いウエストには、確かにこれくらいしか入らないかも。


「ごめんなさい、残してしまいました…。ごちそうさまです…」

「体調がすぐれませんか?午前中はハンターギルドに連れて行こうかと思っていましたが、教会でみんなとお勉強にしますか?それか、休んでいてもかまいませんよ」

「大丈夫です。早く教会に恩返しできるようになりたいですし」

「基本的に、教会の運営は国の補助金だけで成り立っていて、十歳以上の子がハンターギルドで仕事をしているのは、成人して独立するための訓練ですから、そのように考える必要はありません」


「そうですか…それなら、魔法の勉強をしたいです」

「そうしましょう。ゆうきもあいかも魔法に興味津々でしたからね」

「僕も魔法つかえるの?」

「私も魔法ちゅかいたい」

「食休みしなくて良いですか?」

「「だいじょぶ!」」


「美奈子さんも?」

「はい、大丈夫です。それと私のことは、美奈子と呼んでください。少なくとも大きさは十歳の子供ですし…」

「それでは、美奈子も行きましょう。コンデとインダスも復習ですよ」

「はい」


 一行は再び礼拝堂へ。


「先ほど言ったように、神聖魔法は神に、精霊魔法は精霊に祈りを捧げることによって、望みを叶えてもらいます。

 もう一つ古代魔法というものがありますが、これは神や精霊に助けてもらうのではありません。物事のことわりを理解し、自らの力によって望みを実現します」


 神父のペンタムさん、説明が長いよ。これではうちの子は寝るよ。最初は簡単な方だけで良いよ。

 でも、お祈り不要の魔法もあるんだね。私の超能力はお祈りしてないけど、もしかしたら古代魔法かな?


「人によって魔法の使える量は決まっています。それを魔力量と呼びます。

 魔力量は水を出す魔法で測るのが一般的で、個人差もありますが、二十歳の大人なら、大体一リットルの水が出せます。子供は四歳で二〇〇ミリリットル、十歳で五〇〇ミリリットルというように、成長とともに使える量が増え、二十歳あたりで成長が止まります。

 使い切った魔力量は、だいたい十二時間魔法を使わずに過ごすか、六時間眠ると全快します。

 一秒あたりに水を出せる量を魔力と言います。魔力量が体力みたいなものであるのに対して、魔力は筋力みたいなものです。ですが、単に魔力といったとき、魔力量を指す場合も多いです。この辺は話の流れで判断してくださいね」


 MPの単位がリットルなんだ…。

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