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ママは育児休暇につき世界を救わない  作者: はぴぴ
1章 ママは自分を救えない
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19 ママはなかなか出発できない

 女神様は十歳の子供なのかな?いや、そうじゃない。どう見ても大人の体型。人間に換算すると、一七五センチのスーパーモデルの大人だけど、人間と比べると八割くらいの大きさの種族ってことなのかな?身長だけじゃなくて、幅も厚みも二割引かな?一四〇センチしかなくても、小顔だから十頭身。ハリウッドの子役ならあり得るかもしれない。

 ああ、また人間から遠ざかったよ。ピンク髪で、犬のような子を産み、五分の四サイズの微妙な小人。女神様はなんていう種族なの?


 ああもう、人間じゃないんだ!パンチラでもポロリでも喰らいやがれ!…とは言い難いので、やっぱり美奈子の服を借りておこう。

 胸の固定はできないし半分も隠せないブラ。その上に下着としてすら心許ない天使のトップス。これは縦方向に止めるブラだと思えば…。その上にダボダボのワンピースと称したシャツを着ていこう。ズボンは使えなかったから、パレオみたいなミニスカートをワンピースの下にはいておこう。


 あとは膝まである髪の毛。長いし多いし、けっこう重いよ。切っちゃったら、もし女神様にこの身体を返すことになったときに、たぶん怒られるよね…。美奈子はフラダンスをやっていたので、腰まで伸ばしたことはあったけどさ、今は肩までしか伸ばしてない。

 あいかも生まれてから一回も切ったことがなくて、お尻が隠れるくらい伸びている。だから、髪留めとゴムはいっぱい持ってきているので、借りることにしよう。

 一本でまとめるのは髪の毛が多すぎて無理だった。右と左に分けるけど、こんな長くて多い髪を三つ編みにするのは大変…。だからツインテールにした…。夫はそういうのが好きだったようで、あいかをよくツインテールにセットしていたけど。私がすることになるとは思わなかったよ。


 よし、今度こそ出発するぞ!


「ゆうき、あいか、起きて。朝だよ」

「あれ?ばぁばんち?」

「そう。だから車から降りてね」

「はーい。あれ、ママ、髪の毛結んだんだね。魔法少女みたい。いや今はホントの魔法少女だね!」

「そ、そうだね…。」


「ママぁ、おっぱい」

「降りたらあげるよ」

「ママあぁあ、おっぱいぃい!」


 寝起きあいかは面倒くさい。あいかと赤ちゃんを残して、車をアイテムボックスにしまった。赤ちゃんは毛布付き。


「うわぁああ」


 念動であいかをゆっくり下ろしつつ、赤ちゃんを手元に移動して抱きかかえる。念動はすべての分子に均等に力を加えるので、首どころか全細胞を支えてるよ。アクセルワークとクラッチワークを同時にできるのだ。これくらい屁でもないよ。念動の手はいくつ出せるのかな?いくら出せても、たぶん四つか五つで混乱して制御できなくなりそう…。


 そういえば、以前透視で散策した風景と音を完璧に思い出せる。透視・透聴は、録画・録音機能付きだった。もう自分の目と耳を使う必要はないかも。


 目星をつけていた場所を思い出して、再び透視で誰もいないことを確認して、いざ瞬間移動!

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