表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ママは育児休暇につき世界を救わない  作者: はぴぴ
1章 ママは自分を救えない
10/551

10 旅行に来てバーチャル旅行

 何回かワープ航法を繰り返すと、やっと何もない荒野を抜けた。今度は建物のがれきが見えてきた。街だったに違いない。

 飛んでるし瞬間移動したから速度が全然分からないけど、多分数十キロはがれきを進んだ。すると海に出た。港町だったんだろう。船らしき残骸も浮いている。

 島国なのか、大陸の端なのかは分からない。人っ子一人見当たらない。このあたりは魔王に滅ぼされでもしたのかな。でも死体や血の跡はない。


「ねぇ、ばぁばんち、まだー?」

「ほら、海だよ。」

「ホント?やったぁ。」


 このまま海を飛んでいくこともできるけど、太平洋クラスとかだと困る。いや、たぶん、日本からハワイまでの距離を指定して瞬間移動できると思う。その中間には、きっとさっき捨てた雑菌と汚物があるはず…。



 浜辺を見つけたので、降りて息抜きしよう。


「わーい、貝殻いっぱい」


 あいかは黙黙と貝殻を集めている。


「ママぁ!波が来たら転んじゃった!」

「びしょびしょになってもいいよ」

「わーい」


 綺麗な海だね。

 子供たちを遊ばせつつ、海の向こうを透視してみた。遠くの場所からの視界を得る能力なので、むしろ千里眼だ。とりあえず、一〇〇キロメートル先を見てみた。おぉ、遠くに島と港町が見えるよ。透視を一一〇キロに変えてみたら、ちょうど桟橋の上だった。透視の距離を少しずつ伸ばしながら内陸に進んだ。

 人もいたよ!ちゃんと人間いたよ!ほとんどはダークブラウンヘアーの白人ぽいヒト。時々黒髪で黒人っぽいヒト。時々黒髪で中東っぽいヒト。多民族国家だね。これならゆうきたちは目立たないね。

 でもピンク髪はいないや…。やっぱファンタジーな生物は女神様だけなのか…。いや、ファンタジーさにおいては、未熟児ちゃんの右に出る者はいないのでは?

 何をしゃべってるのかな。透視で聞こえるはずがない…こともなかった。聞きたいと望めば声が聞こえてきた。盗聴、むしろ透聴能力が加わった。「腹減ったー、朝飯、朝飯」「おい、仕事終わらせてからにしろよ」とか聞こえた。

 よし、しばらく浜辺で遊んだら、隣の島に瞬間移動しよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ