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萌えるエルフとヒキニートの運命の第一日

第二話

萌えるエルフとヒキニートの運命の第一日


さて、リンちょくんとリンちょくん率いる仲間と打ち解けあったところで、僕は今まさに僕が地球にいた頃、夢に見ていた、エルフたんを、お目にかかる日が、くるのである。


リンちょくんの後ろを、さっそうと歩く僕は、今か今かと歩き続けるのである。


そして、その時は来たのである‥‥‥。

それは、今、僕の目の前に立ちはだかっている‥‥‥。


ログハウスである。


ええじゃないか、ええじゃないか、エルフって感じがして、とてもいい雰囲気がするのである。その雰囲気というのは、まずその一軒家がある場所である。それは‥‥‥。


林の中である‼︎


林の中にある木々から差し込む、木漏れ日がそのログハウスを照らし、そして夜には、月の光が差し込むログハウスときたら、最高ではないか!しかも、そのログハウスを乗せる土台がある事で、また、この一軒家の爽やかさを、表現しているのである。


僕は立ち止まり、そのまま長い沈黙に入るのである。それは、クマで言う、冬眠みたいなもので、只々、エルフのいるログハウスの目の前で、目をつぶり、静止するのである。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。


うんうんうんうんうんうんうんうんうんうん、僕は感動の末に頷いていたのである。そんな時、リンちょくんは、僕の横で只々見つめるだけだ。

僕は何て素晴らしい世界に来てしまったんだ、僕は初めて自分に喜びを感じた。あの世界、つまり地球では、感じる事など絶対にできないと思ってた事が、今まさに目の前にあるのである。こんな素晴らしい世界に、僕は、永遠の宴をあげたいくらいだ!


そういうくだらない事を考えていたその時である。もっと素晴らしい事が、目の前で起こったのである。


「ここでなにをしていらっしゃるのですかー?私としてはとても迷惑なのですよ〜!」


フッ、フハハハハ来たよこれ来たよこれ、巨乳そして、くびれあり、顔立ちよし、耳が長い。しかも僕と同い年位だ。こ、ここはまさに僕の理想卿ダーーー!

し、しかもこの娘。さっき確かに「なのです」っていたよなー。僕のお気に入り口調ベストファイブに入るウルトラスーパー萌えキュン口調じゃねぇかー!


クハー‥‥‥。


あまりの興奮にオーバーヒートしちまったぜ!

そして、目の前の美少女エルフたんをまじまじと見つめて僕は失神するのである‥‥‥。


アヘ顔で。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。


‥‥‥目を開ける。

目の前には心配そうな顔で見つめてくるエルフたんが‥‥‥。


‥‥‥目をつぶり、また目を開ける。

目の前には心配そうな顔で見つめてくるエルフたんが‥‥‥。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。


横には、リンちょくんがいるようで、さっきまで周りに群がっていた、小人達はもういない。


うむ、やはりわからん、僕がこの状況に置かれているその理由が、わからんのである。

だいたい、何故、僕はこの世界に来てしまったんだ、そして何故、今こんな状況にあるのだ‥‥‥。

いや、それだけは分かる。それだけはわかるのである。僕が失神して、ここにいることは、わかるのである。だがしかーーし、わからないのは、そんなだいそれた理由などではないのだ!僕が知りたいのは、この世界に来てしまった理由だ!そりゃぁ、この世界に来て、この上なく喜んでいるのだが、でも、なぜ僕だけがこの世界に転生してちまったのかがわからんのである。そう疑問に思ったので、僕は目の前にいる美しい萌えキュンエルフたんに聞いてみるのである。


「あ、あ、あの〜、僕が何故この世界に来てしまったのかわかりますかね〜?」


あっ、でもそういえばこの事ってまだ、愉快な小人達しかしらないんだったな。うっかりしていた。


「‥‥‥それはですね〜」


えっ?わかってらっしゃるのですかこの美しい萌えキュンエルフたんは‥。

僕なにも言ってないはずなのに。も、もしやこの美しい萌えキュンエルフたんは、人の心を、読めるという魔法でも使えるのであろうか!


いや待てよ、そうだったとしたら、僕は結構、やばい心の持ち主であるからして、そんな心をこんな可愛いエルフたんに、読まれてしまうなんて恥ずかし過ぎるではないか!


例えば 「エルフちゃんとムフムフ大冒険」だとか、「今日は寝かせないよ‥‥‥。エルフちゃん♡」だとか、結構やばい事考えてるんですけどー。

くっ、これは危ない展開だ!

迅速になんとかせねばならんな!


‥‥‥‥‥‥‥。


よし決めた。エルフちゃんが心を、読めるのならば、僕は、もっと清らかなことを考えればいいのだ!なーんだ簡単じゃないかー!


さてと、じゃあいっちょ考えますか‥‥‥。


「エルフ様、貴女はここでなにをしておられるのですか?」


「私はここで、山の景色を見ているのですよ」


「そ、そうですか‥‥‥。で、ですがここは危険ですのであちらの椅子におかけになってご覧頂ければと存じます。」


「山は綺麗なのですよ。近くで見る方がより一層山の美しさを、知れていいのですよ。」


「うむ、そうですか。それならもっと間近で山を見る事が出来ますよ。」


「あら、それはいいですね。で、それはどこなのですか?」


「フッ、それはここだー!」


それは、男の子のアソコであったのだったー。って、違うだろうが!


うーん、何でこうも変な方向へと、僕は考えてしまうのだろうか?


‥‥‥‥‥‥‥。


‥‥‥‥それは簡単じゃないか。只々僕の心が汚いだけではないか!


何で気付けなかったんだろう、この心でもう、僕は17年も生きているというのにな!キラーん!変な効果音は、いらんわー!


そう、僕は生まれた時から、こんなに心の汚い子だったのだ。それは、何というか、月日が経つ毎に、磨かれ磨かれ、そして、現在までに至るのである。何ともくだらないことだが、これが僕の地球での暮らし、みたいなものだ。


毎日毎日、卑猥なことばかり考えて、勉強もろくにせず、授業の時は、女教師でなければ本気を出さないクソ野郎だったな‥‥‥。


はぁー〜、今思えば懐かしき思い出だ‥‥‥。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。


‥‥‥そんなことを考えていると横から、ふと声が聞こえて来た。


「あの〜エルフの方には、もう事の成り行きは、説明しておいたのだチョ!」


おいおい、今、こいつなんて言ったと思う?もう説明しておいた〜、だってよー!


はぁー〜、さっきの危機感を返してくれ、頼むから〜。


で、この可愛いエルフたんは、僕がこの世界に転生してしまったという理由が、果たして、わかるのであろうか。わかって欲しい気もするのだが、どこかで、わからないで欲しいという気もするのである。


なぜなら、こんな可愛いエルフたんが、ドジっ子だったらー、最高じゃねぇーか、このヤロー!


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。


‥‥‥クソッタレ!またこんなことを、考えてしまった!なんたる不覚だ!でも、まぁ良いかなーこれも、人それぞれの個性というものだな!十人十色という言葉があるではないか。気にすることなんて、無いではないか。




どうせ、さすがのエルフたんでも、心を読める魔法なんて、使えないでしょうしねー‥‥‥。




あっ、やっちまったぜオイ。綺麗にフラグを奉ってしまったぜ‥‥‥。


そう思いながら僕は目の前の美少女エルフたんを見るのである。

そこにいたのは、頬を赤らめて立ち尽くす、可愛い可愛いエルフたんがいるのである。


「さっきから、なにを考えているのですか〜!エルフちゃんとムフムフ大冒険だとか、今日は寝かせないよ‥‥‥。エルフちゃん♡だとか、とても、いやらしいのですよ〜!」


ば、ばれてやがる。

見事にフラグ回収してくれたな。


「ほほう〜、この俺様の考えていることが、分かるとは、なかなかやるではないかお主。

名はなんと申す?」


「わ、私なのですか〜。私はですね〜、可愛い可愛いメイドエルフのスピカたんだよ〜」


ほっぺたに、人指し指を指してそう言い放つ。

不覚にも、僕は少し引いた。それに、気付いたスピカたんは‥‥‥。


「失礼いたしましたなのですよ〜。今のは、貴方の考えていた事を忠実に再現して見ただけなのですよ〜。本当の名前は〜、スザランヌ・スピカなのですよ〜。これからは、よろしくお願いしますなのですよ〜。」


「お、おう!‥‥‥。」


うん?今このエルフたん確かに、これからは、よろしくお願いします。と言ったよな。


‥‥‥‥‥‥‥。


も、もしや‥。


「はい!今日から私は、あなたの専属メイドとして、生きていく事になったのですよ〜。あっ、でも〜この家にはメイドの私と、お父様とお母様しか今ないのですよ〜。」


え?今日から、ハーレムな毎日を僕は送る事ができるという事なのかな。


「あっ、あと〜。そこにいらっしゃる、小人のリンちょくんも〜、この家に住む事になりましたのですよ〜。」


ふと横にいる、リンちょくんを見ると何やら、不敵な笑みを浮かべていた。

そうか、こいつがこの家に住める事を交渉してくれたんだな!

いや〜、ありがてぇー、ありがてぇー。こいつには、僕のとびきり熱い熱い、ハグをくれてやろう。


‥‥‥‥‥‥‥‥。


そして‥‥‥。


‥‥‥涙目で‥‥‥‥。


「ありがとうよ、ありがとうよこんな素晴らしい、家に連れてきてもらって。そして、こんな素晴らしく可愛いエルフたんを俺の専属メイドにしてくれてありがとうよ、ありがとうよ〜〜。」


「いやいや〜それほどでも〜‥‥‥。あるかな!でも、スピカさんを専属メイドにしたのは、違いますだチョ!それはスピカさん自身が決めたことだチョ!」


「そんな事は、どうだっていいんだよ〜。今は、この感動に埋もれていたいのだ〜よ。」


「そうですかだチョ‥‥‥。」


そんな、僕とリンちょくんを、見ている、スピカたんはというと。何故かとても、恥じらいながら、僕をみつめていたのであった‥‥‥。


こうして、僕はやっと可愛いエルフたんの家にまでたどり着く事が出来たのであった‥‥‥。



これで、僕が地球から転生して来て、この異世界に辿り着き、この家、つまり、スピカたんの家にまでたどり着く過去はもう終わりである。今からは、現実‥‥‥。そう、今刻々と進む時間の流れを追って、僕の素晴らしい、エルフたんライフが始まるのである…。多分ね‥‥‥。


あっ、あとリンちょくんも忘れないでね♡


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。


‥‥‥始まった‥‥‥。運命の第一日目が。




第一日 僕が異世界転生した理由


「起きてください、起きてくださいなのですよ〜〜〜!」


「ふゎぁ〜〜〜。良く寝た良く寝た。」


「あっ起きましたね。着替えの方は、こちらで準備させていただきましたのですよ〜。


「クハっ‥‥‥。」


なんという事だ、そこにはメイド服姿のスピカたんがいるでは無いか!地球にいた時はまず、起こしてくれる人なんてものさえ、居なかったというのに‥‥‥。たった一日で、こんなにまで、人の人生が変わるなんて‥‥‥。


思わなかったー!


そ、そうか、今この娘は、僕の専属メイドであるのだからして、僕が頼んだ事は、全て呑んでくれるという事では無いだろうか。そ、そうだとしたら‥‥‥。

不敵な笑みを浮かべる。


「あの〜、大丈夫なのですか〜?」


「フッ、大丈夫に決まっておろう!リンちょくんに聞いたところお主は、俺様の専属メイドなのだよな?」


スピカは頬を赤らめて


「は、はい!そうなのですよ〜。でもぉ〜、一度も専属メイドというのは、した事が無いので、教えて頂ければありがたいのですよ〜。」


こ、こ奴今何といった?専属メイドが初めてだと言ったな!ならば、僕が教えた事はそのままやってくれるという事では無いか!


「そ、そうか。な、ならば一つ教えてやろうでは〜ないか〜。専属メイドというのはな

、朝起こした後に朝チュンをしなければならないのだ!」


フッ!決まったぜ!華麗にドストライクしちまったぜ。


「朝チュンとはなんなのですか〜?」


うん?わかっていないようだ。朝チュンの恥ずかしさを‥‥‥。ならば教えてやろうでは無いか。この朝チュンとやらの恐ろしさを。


「教えてやろう!それじゃあまずは、目をつぶってーそのまま前に来て、もっと前に来てー‥‥‥。」


「 チュ‥‥‥。」


何かが僕の、ほっぺたに当たった‥‥‥。

それは分かっている。そう、それはスピカたんの可愛い可愛い唇では無いかーーー!

ま、まさか本当にやってくれるとはな、思わなかったぜ。ふと、スピカたんを見ると、とても、恥じらった顔で、可愛いらしく顔を膨らませている。


「な、何をさせるのですか〜!全くもう〜!」


か、可愛い!なんて可愛いさなんだ!このまま、ずっと時が止まってしまえば良いのに!

と、思っていると‥‥‥。


「朝のお食事の準備は、できているのですよ〜」


そう言って、どこかへ行ってしまった‥‥‥。


僕は、スピカたんが用意してくれた、いたって普通のジャージに身を包み、ふと、横に気配がしたので見るのである。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥。


「‥‥‥なんでオマエがここにいるんだよ!リンちょくんよー!」


眠そうな顔のリンちょくんはとても不機嫌に起き上がるのである。


さっきまでは、可愛いスピカたんに夢中で気付かなかったようだが、今ならわかる。というよりか、なんでリンちょくんが僕の寝室の中にいるのだ?


「朝からうるさいのだチョ!‥‥‥。」


そう言って、また寝るのである。いや、でも僕は知っている。こいつを、起こす方法を‥‥‥。それは、いたって簡単なのである。


「おーい、リンちょくん!朝のお食事ができてますよ〜!」


すると、リンちょくんは飛び起きて、僕に見向きもせずに、どこかへ飛び出して行ってしまった‥‥‥。おいおい待てよ、僕はまだリンちょくんがここにいる理由を聞いてないんだが?まぁ、良いか。


そんな事を考えながら、着替え、そして、僕は、木で作られた戸を開けるのである。どうやら、この家は二階建てのようである。そして、僕がいるこの部屋は、二階にあるようだ。僕はこの部屋のすぐ横にある階段を降りた。そこには、僕を待つ素晴らしい家族達が‥‥‥って、違うわ!エルフの家族と一匹の小人がいるのであった。どうやら、僕を待っていたらしい。僕はすぐに、スピカたんの横の席に着いて何かを待つのである‥‥‥。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥。


何か言ってくれよ!いただきますだとかさー‥‥‥。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。


ふと周りを見渡せば皆、目をつぶっているでは無いか!ふむ、わかったぞ、この世界ではこれが、地球で言う「いただきます」なのだな!だから、僕も目をつぶるのである‥‥‥。


‥‥‥‥‥‥‥‥。


目を開けた。そして、覚醒するのである‥‥‥嘘だけどね。みんな普通の顔してるし、僕もいたって普通だしね。そして、スピカたんの父が一言言うのである。いやー、それにしても、スピカたんの父は、スリムな方ですなー。その上、お母様なんて、とても美人ではありませんか。スピカたんと同じ巨乳だしね‥。やっぱり、遺伝するものなんだねどんな世界でも。僕は、あまりいらない知識をいたのである。


「え〜、それでは今から〜、新しい家族と互いに自己紹介を、します!え〜まずは、私共の自己紹介から始めます。」


そして、まず一人目が、スピカたんの父、二人目が母、三人目がスピカたんでした。


自己紹介を聞くところによると、エルフは子供の時、地球で言う、学校的な場所には行かずに、只々林の中で遊ぶだけらしいのだが、そこで、魔法を使う技術を先人達に教わるらしい。そして、昨日スピカたんが使っていた、魔法というのは、その先人とかいう奴に学んだらしい。その魔法というのは、サーチ・ハートという、名前の通りの魔法なのだが、習得するには、結構時間がかかるらしいのである。そして、その先人から教わるのは、もうスピカたんは終わったらしいようで、このように、僕の専属メイドなんかをしているのである。でも、その先人から教わるといのが、うまれた時から、16年も学ぶらしいので、僕がいた、地球と大差変わりは無い。というこで、スピカたんについて、わかったことは、スピカたんが今僕と同い年の16歳であることと、スピカたんは可愛いという事だ。また、スピカたんの父と母はそれぞれにやはり、名前があり、父の方は、スザランヌ・スリルクで、母の方は、スザランヌ・スピルクである。そして、その二人の日常については、父の方は、いつも、外へ出て畑的なところで、食料である木の実を作りつつ、それを、販売しているらしい。母はと言うと、その手伝いである。二人とも同い年らしいのだが、40歳と聞いてびっくりした。それはとてもじゃないが、40歳に見えないからだ。でも、まぁ異世界人なんてそんなもんでしょと思い、とりあえず、スルーしておいた。次に、僕達、つまり新しい家族の自己紹介の番になった。


「ぼ、僕はリンちょくんだチョ!体は子ども、頭脳も子ども、名小人、リンちょくんだチョ!」


リンちょくんの今では、そこまでイラっとこ無い自己紹介が終わった後、僕の自己紹介の番である。


「俺は、道長 カケル 、地球にいた時は、ミチカケと呼ばれていました。身長170センチメートル、顔は普通、体型も普通、とにかく普通の男の子、16歳です。ですが、少し、心は汚れていますが。それでも、自分の思った事は、はっきりと言える、はきはきとした子です。どうぞよろしくお願いします。」


冷や汗を流しながら、なんとか言い終える事が出来たのである。そう言えば、この世界でも、日本語というのは、伝わるものなんだなと、今思った。


そんな事を思って席に着く‥‥‥。


すると、スリルクさんは口を開いた。


「君は異世界人だったのかい。そうかいそうかい、まぁ頑張れよ!」


「あ、はい!」


なんとも、普通な返しにちょっと戸惑いながら、僕はなんとか、この場を持ちこたえる事ができたのである。はぁー〜、良かった。


でも、やっぱり一つ聞きたい事があるのである。あの口振りだと、スリルクさんは何か知ってそうだから‥‥‥。僕は、聞いてみるのである。


「あの〜、僕は異世界人なんですが、この世界に来れた理由ってのはわかりますかね?」


「それは簡単だよ。君が君自身でそう思ったからこの世界に来てしまったんだよ。この世界に来る方法はその貴方のいた世界がつまらないと思えば思うほど、念じれば念じるほどに来てしまう確率が上がるんだよ。そして、多分このワールドに初めて貴方が異世界人として、来たという事になりますね。他のワールドでは、聞いた事がありますので多少なりともわかりますよ。」


うむ、なるほど分かったぞ。僕は、たまには、気晴らしにと、学校へ行ったというのは、僕が、あの世界に飽き飽きしていたからというわけか。それで、スリルクさんが言ったように、僕は無意識に念じていて、この世界に来てしまったというわけか‥‥‥。


「そうですか。分かりました、ありがとうございます。」


そして、皆黙々と木の実やら地球で言う野菜的なものを食べるのである。てか、おいおい、また、木の実かよ‥‥‥。

はぁー〜‥‥‥僕は深いため息を漏らすのであった。

































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