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根性無し(改)

作者: いわせみつか

 こういうジャンルに投稿するのは初めてでどきどきしてます。

 (びくびく)とも言う。

 

 

 テニスコートからちょっと離れたところで

 あなたを見てるだけの私です。

 下級生のたちの せんぱーい という叫びを苦々しいおもいで歯を食いしばって耐えるだけの、

 ただの根性無しです。

 

 お昼休みの教室で

 あなたが友だちと話をしている

 それをイスに座って見てるだけの私です。

 男の子だけだったのに 女子のひとりがあなたに声をかける あなたもご機嫌です。

 ええ 知っています 幼なじみだってこと それだけっていうこと。


 私はイスから立って 教室のなかをしょっちゅう移動しながら 角度を変えてあなたを見ます。

 ただの根性無しです。


 クラスの変人の根暗な子が私のとなりに立って小声で言う

 「あなたあいつが好きなのね」

 クスリと笑う

 わたしは教室を飛び出して泣きながら廊下を走る

 大好きな気持ちがどうしても止まらない

 でもどうしたらいいのか考えられない

 ただの根性無しです。


 あなたに何も言えないままに

 あなたになにも出来ないままに

 今日は卒業式です

 あなたは下級生を相手に苦笑いをしている

 でも私はあなたとお別れじゃない。

 私はがんばって

 がんばって 

 がんばって

 学力のレベルを下げた

 あなたと同じ ばか学校に合格した。


 新しい学校で私は自分を変えます

 じみ子は卒業です

 もっともっといい女になって

 きっときっとあなたを夢中にさせる

 今は何もできないただの根性無しですが。


 クラスの変人で根暗な子が、私の左よこに立って私に言う。

 「あなた、自分が好きじゃないよね。そんなこっちゃいい恋なんてできないわ」

 私は言う。

 「いいの彼が大好きっていう気持ちがあれば、うまくいくわよ」

 「それじゃ便利なヤツで終わっちゃうわよ」

 私は一瞬息をのみ、そして叫んだ。

 「うるさい!この、斜め上おんな!」

「何よ、詰め襟マッチョのオカマ!」

  

 この後、家に帰って滅茶苦茶オナニーをした。


 
















 いい作品を造るためにもっと勉強しようと思うのですが

 私も根性無しで困ります。


 


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― 新着の感想 ―
[一言] さらりと一度読んだだけでは、ヤンデレちゃんのようにも思えてしまう。せっかくなので、すべてのセクションの末尾を、「ただの根性無しです。」で揃えた方が、奥ゆかしいかもしれない。
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