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windows+l  作者: 加藤
2/2

7月

会社に勤めて1ヶ月経った。

相変わらず社長と部長、櫻井さんと山崎さんと過ごすことが多く不愉快な毎日である。

個人的に社長に、「音に反応しすぎだけど、アスペルガーなんじゃない?病院行ったら?」等と言われたことで相当のストレスも感じている。

残念ながらアスペルガーではない。臨床心理士の恋人の折り紙付きだ。


働いてみて分かった。

この会社はおかしい。


昼休みぐらいは自由になりたいのであるが、それは不可能なのだ。

別に親しくもないこいつらと強制で食事である。

行かないと社長からボロクソに文句を言われる。

仕方がないので今月ぐらいは、と思い毎日毎日こいつらと昼食へ行く。

当然話すことは無い、ある訳がない。

山崎さんも櫻井さんもまあ私よりは上手く社長と部長と会話をする。

それを上っ面で聞き流しながら必死に食事をする。

必死な理由は一つ。食が細い上にゆっくりと食べる私は、こいつらと昼食へ行くと必然的に一番最後まで食べて、結局残すことになる。

どうやら社長は食事が遅いのは許せないらしいので頑張って食べるしかない。

正直、これは辛い。

当然残すのであるが、持ち帰るように強要される。食べないのに持ち帰りだ。


さらに、何も仕事は教えてもらえない。自分で勉強したところでITなどは限界がある。

オラクル?それは食べ物か何かだろうか?…とあるソフトをインストールするため、オラクルのインストールも必要らしい。

その日は部長がおらず、社長と山崎さん、櫻井さんと過ごしている。

その傍ら、IT音痴のわたしがソフトをインストールしている。


……当然のごとく、不具合が出た。

仕方がないので、山崎さんと櫻井さんに質問する。

ぶーぶー言いながらも、丁寧に二人は教えてくれて事なきを得た。

どうやらその日は事務所に来客があるらしい上に山崎さんと櫻井さんはこれから適当に食事に行くらしい。

仕方がないので、切りの良いところで仕事を切り上げる。そして、来客用のコーヒーを淹れて帰宅しておいた。


翌日、昨日のこともあってか山崎さんと櫻井さんと三人でダーツに行かないかと誘われた。

まあ、退社前に一度はいいだろうと考え行くと言った。しかし私は極度の運動音痴である。

終業後、駅前のゲームセンターの一角にあるダーツへ三人で向かう。まあ可笑しい組み合わせである。


山崎さんも櫻井さんも、まあ上手いものだ。マイダーツを持っているだけある。普通にブルを狙って、それが刺さるのだから。

櫻井さんの方が上手くはあったが、まあ山崎さんとて下手ではない。そこに下手くそな私が居る。

投げて、何とか刺さればいい方で、半分ぐらいは余裕で床へ落ちてしまったり酷いものである。当然爆笑された。こちとら真剣だ。

あまりにも下手すぎて目も当てられなかったようで、「本気でやるなら教えてあげますけど」等と言われた。

残念ながらダーツは酔って投げるものでしかない私は勿論断っておいた。


穏やかな日もあれば、社長が来ると場が一変する日もあり正直疲れる。

経理を任された私は前任者のミスを訂正する羽目になった。

前任者の仕訳等知るわけがない!

当然会計は合わない。

仕方がないので引き継いでくれた櫻井さんに聞いてみた。

すると何故か社長がキレ出す。もう面倒だ。

原因を終日探り、漸く帰宅する。


このように日々は過ぎていく。

さて、給料日がやってきた。

何故か給料から飲み会代をさっぴかれる。

この飲み会に行かないととりあえず何故か社長が怒り出す。

飲み会に行けば行ったで社長が社員の悪口を言う。もう我慢ならない飲み会である。

こんな不味いお酒は呑んだことがない。

全員親しくないので早く帰りたいのであるが、簡単には帰れない。仕方なく楽しくもないのに笑っておく。


とっとと辞めてやろうと決意した7月である。

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