イマジネーション
今日も人混みに紛れて、何食わぬ顔して生きてる。なんだか分からないけど今日こそは、なんて思ってる
雑踏の街を音楽プレーヤーに繋がるイヤホンのコードを少し持て余しながら、好みの曲なんか聞いたりしたり
ちょっとした喫茶店で横文字の飲み物を頼んで窓際に座って、通りゆく人々を見て、なんとなくセンチメンタルな気持ちになったり
行き交う人の中でも、自分はどこか違うはずだとスクランブル交差点の真ん中でふと思って、空を見上げたり
少しでも、その他大勢に隠れないように頑張って生きてる。いつか先頭に立てるように、誰かに見つけてもらえるように。平凡から脱却するために
そのくせして、平凡とはなんなのかなんて考える。普通だから平凡なのか。平凡だから埋もれていくのか
自分の中で考えて、答えが出てこないと平凡もいいかもしれないなんて思ってしまう
愚かしい話だなんて人は言うかもしれない。それでも自分にとってはこれ以上ないくらいの悩みの種なのだ
頭の中でグルグルと考えが巡って、またふりだしにもどって、考えるのをやめた
色々苦悩して今日も人混みに飛び込む。また、今日こそはなんて思いながら