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episode1.春の終わり

部活も、恋愛も、友情も。全部が青春だ。

汗をかいて笑って、悩んで泣いて、ハイタッチを交わして。


私達の青春はまだまだこれからだ!

「放課後どこ行くー?」

HRの終わりのチャイムと同時に明るい声が響く。

「私行きたいカフェあってさー!」

明るくて元気すぎるこの女の子は葛西瑞希。入学初日、人見知りすぎて誰にも話しかけれず、1人でいた私(白倉美桜)に声をかけてくれた。その時からずっと明るく、誰とでも仲良くできるタイプの子で、私とは正反対だった。だがお互いの価値観が合い、好きな曲のジャンルも一緒で、話しているうちに仲良くなり、今では毎日一緒に帰るほどの大親友だ。

「え!なにカフェ行くん?ちょうど俺ら今日は部活休み!俺らも行きたい!」

サッカー部に所属しているこの男の子2人は坂田優真と高木駿。この2人はとっても仲がいい。いつも2人で一緒にいる気がする。サッカー部で同じなのもあるが好きなバンドが同じで趣味が合い、急激に仲良くなったらしい。そんな私たち4人はよく遊ぶメンバーで、仲のいい親友だ。部活がない日は基本的に4人で遊んだりご飯を食べ行ったりする。今日は皆部活が休みだから瑞希の行きたがっていたカフェに行くことにした。


16時、放課後のチャイムと同時に私達はカフェへと向かった。店に着くとケーキの甘い香りとコーヒーの香ばしい匂いが漂う。学校から少し歩いたからかちょっと小腹が空いていたため、お腹の音がぎゅううっと鳴った。私はミルクレープとカフェオレを頼んだ。もちろん甘党だから砂糖は多め。苦いものは苦手だからお母さんがよく飲むブラックコーヒーは何が美味しいのか分からない。瑞希はモンブランとココア、優真と駿はショートケーキとストレートティーを頼んだ。皆が頼んだものが届くと、いつものような雑談が始まる。

「この前の小テストどうだった?」


「やまちゃん先生この前彼氏といるとこ見たよ!」


「まってそれ面白すぎるんだけど笑」


「えー!2組の田中彼女できたの!?」

いつネタが尽きるのか不明な瑞希の面白い話、優真がこの前シュートを決めた話、駿がこの前何もないところでコケた話とか。この毎日が本当に幸せだ。


いつもの日常のありふれた出来事を話しているだけで自然と時間は過ぎていく。カフェの時計をみた時にはもう19時半をまわっていた。外を見ると薄暗かった。だけど夕日の明るさで道は照らされていた。

「そろそろ解散すっか」

会計を済ませ、外に足を踏み出した。じめじめとしてなんだか生ぬるい空気の中、私達は歩き出した。

「暑すぎるんだけどー!もう無理ぃ」

暑さに耐性が無さすぎる瑞希から毎日聴いているセリフだ。確かに、今日は一段と暑い。カフェ内が涼しかったのもあるが、夕方で24度を上回っている今日は流石に溶けてしまいそうだ。5月末だがそろそろ春が終わりを告げるのだろうか。


あっという間に十字路に着いた。ここで家の方向が違うため、優真と私、駿と瑞希に分かれて帰る。

「また明日ねー!」

響き渡る瑞希の声に続き、私も言い返した。大きく手を振って別方向に歩き出す。優真と2人で帰るのも久々だ。優真と駿とは最近大会の練習で忙しくなかなか一緒に帰るタイミングがなかったのだ。

「最近サッカー部どうなの?」

「まあまあかな。顧問厳しくて毎日汗やばい笑」

「そうなの?大変そうだね」

「まじ大変。そろそろ試合でさ。久々に部活offで最高だった!」


「 そういえばさ、優真って好きな人とかいるの?」

「急だな!なかなかそんな話しないもんな。」

「まぁ、気になる人はいる。美桜は?」

「え?私?まあ、いる。」

「えーそうなんだ。ちなみに誰?笑」

「いわないよ!!笑」

お互いツボにハマってしばらく笑った。


そんな話をしていたら優真の家に着いた。

「じゃあ、また明日な!」

「うん、また明日!」

手を振って私は優真の家の少し先にある自分の家へと歩き出した。優真の好きな人って誰なんだろう。4人が友達のような関係だからこそ、あまり触れなかった話題だったため気になって仕方がない。しかしそんな事考えていても答えは出るはずがないので一旦忘れておこう。


「ただいまー」

家に着くと兄がリビングでくつろいでいたから冷房が効いていてとても涼しい。最高だ。

「お母さん今日の夜ご飯なにー?」

「キャベツの旬だから美桜の好きなロールキャベツだよ。もうすぐできるから手洗って待ってて!」

嬉しい。お母さんの作るロールキャベツが昔から大好きだ。キャベツが柔らかく、中のお肉もジューシーで口にいれた途端幸せが溢れる。想像しただけでよだれがでそう。

 手を洗って待っていると、湯気と一緒にいい匂いが目の前でふわっと香った。美味しそうで早く食べたい。

「いただきまーす!」

ロールキャベツを口いっぱいにすると、自然と笑顔になって幸せが込み上げてくる。噛んだ瞬間にじゅわっと肉汁が広がり、蒸したキャベツの食感とジューシーなお肉の組み合わせが最高過ぎる。やっぱりお母さんの作るロールキャベツは美味しい。1番だと言い張れるほどすごく美味しい。

 

 ロールキャベツを食べ終わって洗い物を済ませ、私はスマホに届いた連絡を見る。もちろん瑞希からだ。

『明日サッカー部練習試合あるらしいよ!土曜日だし応援しに行かない?』

そういえばさっき優真がそろそろ試合だと言っていた。毎日無遅刻無欠席で登校しているから単位は足りる。瑞希に賛成の連絡を返し、来週ある小テストに向けて英単語を30分勉強した。その後そのまま疲れて寝てしまっていた。お風呂が沸いて私のことを呼びに来たお母さんが起こしてくれた。お母さんに聞くと、机に突っ伏してそのまま寝ていたらしい。学校があるとやはり疲れるため、勉強をあまりできていない。2年生になった最初の小テストで点は落としてられない。お風呂からでた後、部屋にある手持ち扇風機で風を浴びながら、もう30分机にむかってみた。ジメッとした部屋で勉強机のライトを手元に照らした。

 『放課後サイダー』episode1、読んでいただき誠に有難う御座います!

初作品となるのですが、いかがだったでしょうか…!小説が大好きで、普段からいろいろな小説を読んでいる中で自分自身で「この展開だったら面白そう」「こんな結末素敵だなあ」というような想像をたくさん膨らましていて、叶えてみようという気持ちで小説を書き始めました!物語を書くこと自体ほぼ初めてで何か違和感を感じる方がいらっしゃるかもしれません。お許しください。(笑)

 この作品は高校生の男女の友情を描いた青春小説となります!学生には部活や恋愛、友人関係などのその時にしかできないものたくさんありますよね!私も今現在、青春を楽しんでいます。ついこの間体育祭がありまして、ありがたいことに優勝させていただきました!!皆さんの最近の青春話を是非聞かせてください!

 終わりになりますが、日常からちょっとしたラブコメまでぎゅっと詰め込む甘いけどちょっと苦い作品です!episode2も現在制作中ですのでお楽しみに!

 改めて『放課後サイダー』を読んでいただき有難う御座います!これからも広井蒼空、『放課後サイダー』の応援をよろしくお願いします!

それではまた会いましょう!!

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