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サイバーウォーズ  作者: Dr.Kei
田中春襲撃編

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6/6

天才の策士

そして、こんなコメントがついた。

ーそもそも、どうやってやるんだ?ー

白墓は答えた。

ー迷惑電話やDDoS攻撃を大量に仕掛けて、徹底的に嫌がらせをする。名付けて、“嫌がらせキャンペーン”だー

すぐに別のコメントが入った。

ーでもそれって違法じゃないのか?ー

白墓は少し間を置いてから、こう書き込んだ。

ー確かにグレーかもしれない。でも、6ちゃんねらーには人数がいる。烏合の衆でも、何か“面白くて”、それでいて“正当性がある”ことをやりたいんだー

しばらくスレッドは静まり返った。

やがて、一つのコメントが現れる。

ーいいじゃん。やろう。俺は賛成だー

それをきっかけに、賛同の声が一気に広がった。

ーやろうぜ!ー

ーおーーーー!!ー

ー俺も田中春は大嫌いだ!!!ー

こうして、田中春襲撃作戦は動き始めた。

ー俺の名前はクリスだ。よろしくなー

その書き込みに、すぐ反応が返った。

ーで、決行はいつにする?ー

クリスは少し考え、こう提案した。

ーどうせなら意味のある日にしよう。もうすぐクリスマスだろ? その日に特別番組があるらしい。だが、あいつにクリスマスを祝う資格なんてない。12月25日、午後0時でどうだ?ー

ーいいね!ー

ーOKー

ー賛成!!ー

さらに別のユーザーが尋ねた。

ー具体的な作戦は?ー

すると、“ハンス”と名乗るユーザーが現れ、こう書き込んだ。

ー12月25日午後0時、ニホン放送のカスタマーセンターに一斉に電話をかける。つながった瞬間に切る。それを1時間繰り返す。同時に、ラジオ配信サービス『Radico』へ大量アクセスを仕掛けて、サーバーを落とす。これでいけるはずだー

白墓は、その明確な計画に思わず息をのんだ。

このスレッドに、ここまで頭の回る人間がいるとは思っていなかったのだった。

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