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サイバーウォーズ  作者: Dr.Kei
田中春襲撃編

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4/6

終わりは始まり

「分かったなら、さっさと消えろ!二度と警察庁に来るな!!ピー、ピー、ピー…」

薬木はそう怒鳴り、電話を切った。

白墓は、ただ呆然と立ち尽くすことしかできなかった。

やがて彼は、とぼとぼと家路についた。

秋葉原にあるタワーマンションの一室、それが彼の住処だった。

外は大雨がざあざあと降りしきっていたが、白墓は傘を差さずに歩き続けた。

そして家に帰るや否や…

「汚ねえなああああ、この世の中は汚ねえなあああああああああ!!!!」

彼はそう発狂すると、白墓はひとり、荒れ狂うように暴れ出した。

手当たり次第に物を投げ、部屋は瞬く間に無残な有様となった。

やがて彼は力尽き、そのまま床に倒れ込んだのだった。

ある日の夜…

彼は匿名掲示板「6chan」のニュース速報板ランダムに、ふとこんな投稿をした。

ーサイト全体を「アノニマス」という、たった一人の人間が作っているとしたらどうだろうか?ー

軽い冗談のつもりだった。

すると、すぐに反応が返ってきた。

ーそんなこと、できるの?ー

ーAIでもない限り、サイト全体を一人で作るなんて不可能に近いー

ー妄想すぎて草wwー

やはり否定的な意見ばかりだ。

白墓はそう感じた。

そこで彼は、少し言い方を変えて書き込んだ。

ーでも、もし本当にそうだったら、すごくない?ー

すると空気が変わった。

ーまあ、確かにー

ーもしそうなら、面白いかもなー

白墓はさらに畳みかけた。

ーじゃあさ、一人じゃなくていい。ひとつの集団として、何かやってみない?めちゃくちゃ面白いことをー

しばらくして、短い返信が来た。

ー何を?ー

白墓は適当にニュースサイトを開き、ネタを探し始めた。

しかし白墓はまさかそんなに面白いネタがあるとは夢にも思わなかった。

そして、ある記事に目が止まった。

ー極右活動家の田中春、中国人差別発言 「中国人は日本から出ていけ」過去に太平洋戦争を肯定する発言もー

その瞬間、彼は思わず声を漏らした。

「これだ…。これを“最初のいたずら”にしよう」

白墓は、確信めいた笑みを浮かべた。

ーこれが、アノニマスの始まり、後に語られる、最初の、そして最も有名な攻撃の些細なきっかけであったー

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