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出会い




2、最強とは??


まずね、最強ってなんなのかってことね。


ググってみたんだけど、

ほらここ、「いちばん強いこと。」って書いてある。


やっぱり1番強けりゃあいいわけよ。


わかる、わかっちゃうよねえ

私の魅力さ…あはいはい。

早く説明しますよまったくもう。

わかったよーもう。


えー、で、ちなみになんでビックリマークとクエスチョンマークがまだ一個もないのかって言うとね、

え?そんなこと聞いてないって?

まあまあ説明させてよ。

作者にね、記号つけすぎて文面ダサすぎ。もっと品のある話し方にしろやぼけなすって、そりゃもうこっぴどく言われたもんでね、、、

ちょっとはテンション下げ気味でいきまぁーす。


勝手にしてろなんて酷いことを、、、

いいもん!

自分で勝手にしゃべってやるもん!



っいったい!!

なにすんのよ。ねえ。

でこぴんはないでしょ。でこぴんは。


えー?

ちょっとくらい遠回りしてもいじゃんかよー。


まあ今のは少しやりすぎたかな。

ごめんて、、、


あ、もぉー。

記号つけちゃったじゃんか!!

こうテンション上がると付けざるを得ないんだぞまったく!!

怒られちゃうじゃんよおー。



あ、、、

キレた、、??

限界を迎えたか、、、??

流石に話にまとまりがなさすぎたか、、、



あ、ちょっと待ってぇー!!

行かないでぇー!!

話すから!

次こそちゃんと話すから!!


じゃあさ、もう私だけのセリフを拾ってても読者にはあんたの言葉伝わんないからさ。あんたもこの物語に参加してよね。

そしたらちゃんと遠回りせずに話せるじゃん。


ね?

誘導(?)係ということで。


あ、これはやってくれるのね。


んじゃ。

よろしく。





3、改めて話しますよ



えーっとじゃあまず

名前は?


「つみれ、、、です」


つみれ、、、って

あのおでんに入ってる?


あごめんなさい(笑)

痛い痛い!

すぐでこぴんしないでよ!


「いやだって、酷いよ」


もーごめんって


「僕だって気にしてるんですよ

だっておでんの具ですよ?!

親まじでどういう神経してんだろって思った。」


あー本人もそっち系ね、、ははは、、、


「でもいちいち気にしてると病むだけだし時間の無駄ですからね」


うん、そーよね。


「で、早く本題!

もう名前のことはいいですから。

流石に遅すぎ。

もう読者半分くらいリタイアしてますよきっと。

今読んでくれてる人きっと、めっちゃお人好しですよ。

こんなにだらっだらした物語誰が読むんだよ、、、」


え、それあんた自分に言ってる?

まあいいや。


よし。もう始めよっか。

耳の穴よぉーくかっぽじって聞きなさーい!

えっへん





「これは私が生まれたところから始まる物語」


実はね、私人間じゃないんだよ。正確にいうと。


んーなんていうの?

悪魔?エルフ?妖精?

知らんけど。


お母さんはね、人間だった。まあ、もう顔も覚えてないんだけどね。数千年前の話だから。


「えちょっと待って!何歳?もしかしておばさん?!」


おばさんは酷いでしょ、おばさんはー!!

なによ。まったくもう。

よく見なさいよこのびゅーてぃふるな美女をっ!!


「あ、、、はい。すいやせん。」


ちょっと何その反応。


「そういや、まだ名前聞いてなかったですよね?」


え、今それ聞く?

このタイミングで、、、

まったく、、、


私の名前は


ハンナ


苗字はもう忘れた。


話戻すよ!

もー、こういうのって雰囲気が大切なんだから、、、




でね、お母さんはある日、私を身籠ったの。


でもお母さんには夫はいなかった。だから恐怖を覚えたの。

このお腹の子は誰との子かって。

最後までお母さんにはわからなかった。

でもきちんと産んでくれたんだ。自分の子だから。


まあそんなわけで不思議な子供が生まれた。



でも成長するにつれ、私には明らかに他人とは違うところがあったんだ。






4、他人とは違うところ



なんだと思う?


「えー、他人と違うところ、、、

なんですかね。

こう、魔法が使えるーとか、死なないーとか?」


まあ、大体合ってる。


1つめは、私は人と比べ物にならないほど寿命が長いこと。

だから、周りで過ごしてた人がどんどん成長しては年老いていくのに、私だけは時が止まったように姿が変わらなかった。

最初は私も、ただ他の人よりは健康で、お肌がぴちぴちなだけだと思ってたんだけどね。


「え自意識過剰じゃなくて?」


ちゃうわ!!


明らかにおかしかったの!

時の流れの速さが!




だから最初は、皆んな気味悪がったよ。


そのうち、こいつは人間じゃねえとか、悪魔の末裔だとか言って騒ぎ出した。まあそんな時はその村から立ち去るしかなかったけどね。


300歳くらいの時は、私を神だと崇める集団もできる始末でさ。あれは振り切るのが大変だったなぁー。


そうして私は、500年くらいさまざまな場所を転々としたんだよ。



「じゃあ自分ではどう思ったんです?寿命が長いことに関して。」


うーん。特にこう悲しいとか、かといって嬉しいとかもなかったなー。

受け入れるしかないし。そういうもんだってね(笑)。




2つめは、さっきつみれが言ってた、魔法が使えるってこと。


これはそこまで大変じゃなかったよ。

魔法は使わなきゃバレないし、使っても相手には理解できない場合が多いからね。


そもそも、魔法の能力が発現したのが100歳くらいだし。

魔法はコントロールが簡単だから、たいした問題はなかったなー。


まあ、さっき言った信仰集団ができた理由って、魔法がバレたことなんだけどね(笑)。あれはしくじったなー。

かなりの時間を取られたよ。


「でも魔法で記憶を無くすこととかできそうですけど、、、?」


いやあそれがね、その魔法だけ扱えなかったんだよ。


私の憶測なんだけど、どんな魔法でも、過去を変えることはできないんだと思う。

私も試してみたんだけどね。どうしても過去は変えられないし、過去を変えることから派生してる記憶の改ざんの魔法も、使うことはできなかった。


だから、その場から立ち去るしか手がなかったんだよ。

物理的に距離を置くっていう感じ、、、?



「じゃあじゃあ、例えばどんな魔法が使えるんですか?!」


えー答えよっかなどうしよっなー。


「ここまできて隠す?!

それはそれは心の狭い、、、人、じゃなくて悪魔、、、?いや待て悪魔だったらとうに僕の魂は取られてるはずだな。じゃあなんだ?

ってかそうじゃん。結局何に分類されるんですか。ハンナっていう存在は。」


いや、それ煽ろうとしたけど失敗した感じじゃんかよ、、、

シンプルに煽れよ、シンプルに。


まーいっか。

えー何に分類されるって言っても、、、

半人類?

でいいんじゃない?


もうめんどくさいよ。

そういう「分類」っていうの?いちいち他と分ける習性。


「まあたしかに、、、」


で?なんだっけ?

あそうそう、使える魔法だ。



色々あるけど、

ひとつは自然系の魔法。

これは火、水、風の3種類があるの。

火は光・炎が出せて、水は飲用水から氷までさまざま、風はあんまし使い道ないかな。

まあ考え方としては、3つの大きな括りから色々と派生していく感じだね。応用を効かせればいくらでも形は変わる。


もうひとつは自然以外。

これはもう、範囲が広すぎる。物を動かす魔法、テレポート、相手の思想を読むなどなど。


今の時代では、一般的に超能力って言われるやつっぽいかな。

どっちの魔法も、本来は呪文の詠唱とか必要らしいけど、私はやったことないね。

最強だから。


「ドヤ顔が似合ってる顔なのが、、、イラつく笑」


あ、そういや、つみれの心は最初にここに来た時から読めないんだよね。

なんでだろ。


「いや無視するんかい。


心が読めない理由ですか。


知りたい?」






5、運命の人



なんだよあんたもドヤ顔してんじゃん


「まあそりゃ、ドヤ顔しますよ。

なんてったって、ねえ。

最強様も読めないんだから。


どれほど最強でも読めないんだから。」


おいおい焦らすなって。


早く教えろーーー!

普通に気になるじゃんかよー。


「まあ、それは、


『運命の人』 的な?」


なんだそれ。

運命の人って、、、

何を言っとんじゃ?


「いやーそれが、実は僕にもよくわかってなくて、

この本に書いてある通りに来たら最強様がいたってだけなんですよ。

ほら。

え?

あれー!?消えてる!!

なんでだなんでだ!?

確かにここにあったのに、、、。」


ほえー

そんなのあるんだな。

どれどれ見してみー。


ほうほう。

これは、、、あれだよ、なんだっけ。

あ!そう!遮断書!

懐かしいなー。


これはね、私が昔作った本でね、

遮断書っていうんだよ。


「へえー

ん?

ハンナが作った?!」


そうだよ。


昔、すっごく厄介な魔法使いがいてねー。

そいつから逃げるために作ったんだよ。

それは、相手の開心魔法とか捜査魔法とかを断ち切る本。


「なんか悪いことでもしたんすか、、、」


いやいや、そんなわけ!

ちょーっと気になる書籍を借りただけよー、、、


「いやそれダメなやつじゃないすか!」


大丈夫だってー!

問題はそこじゃないんだよ。

書籍を借りたことで、少し相手の興味を引いてしまったみたいでね、

私の秘密をすこしなんというか、、、

まあとりあえずいいのさ!!


「そうなんですねー。

まあ悪いことしてないなら。


じゃあなんでそんな本が僕の元に、、、?」


んー。誰かが意図的に渡したとか、魔法が導いたとかかな。


「僕は誰にも渡されてないから、魔法に導かれたってこと、、、?」


そうかもね。私にもよくわかんないけど、私の魔力を込めた本だからね。

何かが起きるのかも。

魔力がざわめくのは、大体未来になにか大きなことがある時だから。


「え、つまりそれって、

やばい、、、?!」


大丈夫大丈夫!

なんとかなるさー!

今まで沢山大変なことあったけど、生きてるし、ね!


「あ、そう、、、。

ならよかったです。」


そんなの気にしてても何もなんないし!

気にしない気にしない!!


「なんか焦ってません?」


えーなんのことかなー。


「もー。いいですよ。

何が起こっても僕には関係ないので。」


で、話変わりますが、」


ん?何?



「なんでそんな体勢なんですか?」





6、井戸があったら入りたい


「ずーっと気になってたんですよね。」


えーそれ聞いちゃう??


「早く答えてください。」


あ、はい。すいません。


それがねー。

この最強様にも好奇心というものがあってね。

井戸があったら入りたい的な?

やっぱり井戸ってどこまで深く掘ってあるかわかんないじゃん?

底がどこか知りたいじゃん?


ってことなんだよ。


ね?


「いや、ね?じゃなくて。

なんで井戸なんかに捕まってるんですか笑。」


えーっとね。

やったー井戸だーって思って飛び込んだら案外浅くて、

すっぽりハマっちゃったんだけどさ、抜け出すのがめんどくさくてね。

まあ2日くらいはここで休もっかなーって思ってたところなんだよ。


「まあ、最強様の自由だから別にいいんだけど。」


あでも、ちょっと腰が痛くなってきた頃だから


手貸してー


「えー、もー。

特別ですよ。」


ういしょっとー。


はー腰が伸びたー!羽が生えたー!


「最強なんだったら魔法使って出れないんですかー。」


え?

そんなこと

できるに決まってんじゃん。


「え」


だって魔法使って出るとどうしても、井戸に魔力がついちゃうんだよ。

井戸は井戸のままでいて欲しいからね。

使うわけにはいかないんだよ。


「あーそう、、、

もうなんでもいいや。」





井戸から出たついでだけど、

ここまで私の話に付き合ってくれてありがとう


「なんですか急に改まって。」


それがさー

こんなふうにちゃんと話すのって久しぶりだなーって

かれこれ10年くらいはまともに話してなかったからね。


いやー話すのって楽しいね!

ほとんど自分のことしか話してないけど。


「え、あ、そうですか。

それは良かったです。」


でさ、なんでこんなこと信じてくれるの?


「、、、それってまじの質問ですか?」


そうだよ。

まじの。


だって、この世の中においてこんな話信じてくれる人いないし。

普通に考えておかしいって思うでしょ。


「それはまあ、そうですけど。

この本を手に入れた時から、もしかしたらって。

こういうものの存在を知りたいってずっと思ってました。


なので、今ハンナの話を聞いて、すごくスッキリしたというか、はっきりしました。」



嬉しい!!

すごく嬉しい!!


良かったら私の助、、、「でも、、、でもですよ!


魔法の存在はわかりましたが、結局最強ってこと証明できてなくないですか?」





7、証明してください


えー?

今の話聞いててわかんなかったの?!


「わかりませんよ。

もっと、魔王倒したーとか、世界の絶対的王者になったーとか

そういうのを最強って言うんじゃないですか?」


チッチッチー。

わかってないねキミ。


最強って言うのは、


ファンタジーのないこの世でファンタジーをしっかりやってること!!


なんだよ!



「長い長い。

一言でバンって決めるとこですよそこ。」


えー無理だよ。これ省略できないじゃん。

何度か考えたんだけどやっぱこれが一番短いんだよね。


「考えてこれなんですね」


なんだよじゃあつみれが考えてよ。


「いやいや、僕は最強ってことを証明される側ですよ?

そんなん考えたら証明することを手助けしちゃうじゃないですか。」


あーそうか。


んーなんだ

じゃあ、


人間じゃないこと!!!


「否定形はダメですよ。

肯定して証明しなきゃ。」


えーもうわかんないー。


もうなんでもいいや。

もう私最強じゃないや。


「この人は強いのやら弱いのやら、、、

もうここは

最強って言える鋼のメンタルだから!

でいいんだよ。」


えーつまんない。

もっとこう、「最強」バーン!!

って感じのじゃないと。






「自由」





自由、、、


私の話聞いてそう思った?


「いや別に。適当です。」


なんやねん!!

適当かい!


今の雰囲気絶対適当はまずいやつだよ、、、

やっちゃいけないやつよ、、、



まあでも、自由なのかもねー



「んーどうなんでしょう

最強様といえど、何かにとらわれるというか、何かしらを引きずったり、悔やんだりしそうだけど、、、。」



ないことはないかもしれないけど、覚えてないよ。



もう

たくさんのこと、忘れちゃったなー。



最強でいることって難しいんだね。


「そうですよ。

そう簡単に名乗っていいものではありません。


ですが、、、

少なくとも、ハンナさんは


「良い人」


だってことがわかりました。

まあ別に最初から、最強が証明できるって思ってなかったのでね。」


なんだよー。

最強じゃないって言いたいのかー。


「いやいや。

そういうことじゃなくて、


ハンナさんは 「人」 だってわかったってことですよ。


偉大な人です。」


まあ、偉大ならそれでも良いかなー、、、なんて。


「主題から離れましたが、一旦この話は保留ですね。

よく考えてみたら、意味などないのですよ。」






8、これからは


保留ねー、、、

まあいっか。


ねえねえそれよりさ、さっきも言いかけたんだけど

私の助手にならない?


「助手ですかー?

えー、なる気ないです。」


いや有る無いの話じゃなくて、

もうなるって決まったから。

一応確認的な?


「もう決まってるんですか、、、

僕は何もできないですよ。

ただのろくでなしです。


まあ別に今後予定があるわけでは無いですが、、、」


じゃあ決まりだ!


これからよろしく!



「え、あ、、、

随分急に決まりましたね。」


「じゃあ、まあ、よろしくです。」


やたー!

助手だー!


じょーしゅ!じょーしゅ!



「テンション高いですね。」


なんてったって久しぶりの友達だからね!!


「え、友達、、、??

助手じゃなくて?」


もちろん助手だよ!

でも友達でもある!

もう決まってるから!




「、、、あ、、、そうですか、、、

ま、まあ

その、なんというか、嬉しいです。」


あれー

照れてる〜?もしかして〜



「や、やめてくださいよー。

そうやって煽るのー。

性格悪いです。」


あごめん。

ごめんってー!


ほらこの通り。



「10点」


やったー!!

10点だー!!


あそーれじゅーってん!

じゅーってん!




「ふふふ。何やってるんですかー。」


あ笑った。

人間笑顔が一番よー。


ちなみにこれは「10点の舞」


「楽しそうで何よりですが、

10点って誇れるものじゃ無いですよ?」


やっぱりアニオタはネタ通じるから楽しーねー!!


「って聞いてない、、、」









「はっ……!!」


ん?なんか言った?


「………。」


なんだよー。気になるー。


「んーあいや、

たった今思い出したというか、繋がったことがありまして…

すっごい重要なんで、ちゃんと聞いてください」


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