この世は働いたら負け(持論)後編
今回の投稿に大分時間がかかってしまいましたが言い訳をさせてください。
だってアニメが面白いんだもん!負けインとか逃げ若とかあとちょっと前だけど今は
ゴブリンスレイヤーを見てる。一応謝罪はします。
サーセンでした。反省してまーす(棒)
「どの奴隷がお好みですかな。この商館には様々なタイプの奴隷がいますのでお客様のお眼鏡に叶う奴隷もおるかと」
なんでこうなった...
翔がそう思うことになった理由は2日前に遡る。
「ではスキル鑑定を行います」
そう言って鑑定するための水晶のようなものを持ってきた王様の側近(推定)。
とりあえずの順番でクラスの番号順でやってもらうことにした。
「君のスキルは『肉体強化・超』だ。」
「うぉー!なんか強そう!」
「君のスキルは『多重並列思考加速』だ。」
「ふん、僕にあった良いスキルだな。」
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次は俺の番か
「水晶に手をかざしてください。」
水晶がビカビカと光った。
「君のスキルは・・・チッ『他人任せ』と『隷属・超』だ。」
「...エ? 隷属?」
途端に周りからは怖いだとか近づきたくないだとかが聞こえてきた。
いや 俺だって欲しくて隷属を得たわけじゃないし、なんならなんだよ『他人任せ』って
確かに俺は他人任せなところはある というかまんまそうだけど明らかにデメリットスキルじゃん
「私は翔は悪いことに使う人じゃないって分かってるよ。」
とほぼ意味のないフォローをもらったところで
俺は思いついた。
これを使えば働かずに生きることが可能なのでは?
と決まったら行動に移すが吉という言葉があるので
すぐさま実行に移した。先ずは行動の枷になりそうな
この城、ひいては勇者という立ち位置から逃れるため
「あ、じゃあ自分勇者辞めるんで当分生きていくためのお金ください。」
「「「...は?」」」
全員の声が見事に重なった。
俺そんな変な事言った?
だってこんなのお荷物確定でしょ?
だったら追い出した方が良くない?
そんな感じのことを補足して言ったら
従者(推定)から許可をもらったので金貨5枚ほどもらって即刻出ていくことになった
まぁ向こう側もお荷物になるもしくは勇者の評判に影響すると思ったのだろう、許可はすぐにでた
「とりあえずは奴隷商行ってみるか」
「さぁ〜て俺の新たな旅路のしゅっぱー『ちょっと待って!!』
「なんで出てくの?」
「乙音か、なんでってやりたいことが見つかって
それをするためには勇者の立場が邪魔だったからだよ。」
そう言うと乙音は呆れたような顔をして
「はぁーそういえば翔はそういう奴だったね。もういいや、どこへなりとも行ってこい!」
「わかった。行ってきます。」
「あ、でもまた会う時まで生きててよね。」
「俺もまだ死にたくないし分かったよ。」
こうして俺は幼馴染と異世界で別れた。
翔:分かるよその気持ち、後でやろうやろうと思っていてもいつの間にか次の日になってるんだよね
わかるわかる(*゜∀゜)*。_。)ウンウン
乙:ああこんなとこにいた!グズグズしてないでさっさとスキル鑑定してきなよ。
作者:勉強きつい、働きたくない。゜゜(*´□`*。)°゜。