任務
(よし・・・、入っていいんだよな?)
「失礼します」
ウキウキがドアノブに手をかけ開けようとするが、扉はびくともしない様子だ。
(くそっ、なんだこの扉は)
(扉の片側でこんな重さだというのか?!)
ウキウキはついに頭と肩を扉に付け扉に対し前傾姿勢をとった。
頭には血が上り、これでもかというほどの血管が浮き出て破裂しそうなほど血管が募る。
ミシミシーーー。
血管で膨れた頭が自身の赤い帽子をミシミシ言わせる。
「ンンンンーンッ!!」
腹の奥のさらに奥、体の芯から捻り出されたその声は広い廊下に木霊する
ギッーーー。
埃を立てて扉が音を上げる。
やっとのおもいで扉が動くが2~3cmほど開いたところで扉は開くのをやめた
暗い部屋に廊下から漏れた光が差し込んだと思うとウキウキの頭の影が床に写る
扉の後ろには扉に頭を預け息を切らしたウキウキがいた。
「ハァ...ハァ.....」
「フッ!...」
間髪入れずにウキウキがドアノブに力を入れ扉を押そうとする
???「もういい!!」 ーーーーーーーーー
風格をまとい部屋中に響いた声は間違いなくあの人のものだった。
ウキウキはハッと正気に戻りその場で両膝を付き肘を伸ばし拳を床に押し付け頭を下げた。
銀様「扉が動くのを見たのは半年ぶり...」
パチパチパチパチーーーーーーーーーー。
部屋中に拍手の音が響き集まって一斉に扉の隙間からあふれ出てくる
ウキウキの瞳孔が開き、さきほど切らしていた息も何処かに行って完全に静止した。
このときウキウキは心底嬉しくてたまらなった。
ウキウキは銀様を一目でも拝もうとして顔を上げた...
だが中途半端にしか扉は開いてなく、扉の隙間から視認できたのは光が照らした床のみ...
銀様「その扉は、出入りするために設計してない」
銀様「力を測るためにだ...」
銀様が続けて喋る ----。
銀様「ぐっぐるん3人はもちろん他の活躍者でも開けれなかった...」
銀様「だが、ウキウキ」
銀様「お前がこの扉を開けれることを直接確認できた」
銀様「合格だ...そこで任務を与えよう」ーーーーー。




