冒険者はダンジョンで石を拾う〜神へ供物を捧げ続けると神になれるそうなのでダンジョンで集めます〜
上を見ても、下を見ても、左右を見ようとそこにあるのは硬く冷たい土の壁。
【シンス】と呼ばれる俺達の生きる場所。
暗がりからモンスターの唸り声が聞こえて、俺は腰にあるナイフを握った。
とても頼りない矮小な武器だが鉱物のほとんどがこの世界では希少。
何故なら、鉱物やあらゆる物の燃料として使われる魔石と言ったものは神の供物として捧げられてしまうからだ。
それでも、俺はここでしか生きていけない。
この身とこの武器に委ねるしか俺には……。
「行こう」
小さく呟き、シン・レコンドはその道を歩いた。
【シンス】と呼ばれる俺達の生きる場所。
暗がりからモンスターの唸り声が聞こえて、俺は腰にあるナイフを握った。
とても頼りない矮小な武器だが鉱物のほとんどがこの世界では希少。
何故なら、鉱物やあらゆる物の燃料として使われる魔石と言ったものは神の供物として捧げられてしまうからだ。
それでも、俺はここでしか生きていけない。
この身とこの武器に委ねるしか俺には……。
「行こう」
小さく呟き、シン・レコンドはその道を歩いた。