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2話
「また、屋上でサボてたのか？北条。」
「まあな。授業受けててもつまらないしな。」
「いつもそんな感じだなお前。」
コイツは、小山仁。本人いわく、俺の親友だ。
「そういえば、月村さんはどうしたんだ？さっきお前を呼びに行くとか言て出て言ったけど。」
「なんか、仕事がはいったとか言ってどっかいっちまたけど。」
「相変わらずだな。」
「そうだな。」
俺と委員長は、中学二年の時からの付き合いで毎回サボるごとに委員長が呼びにきていた。
「それがどうした。」
「想われてんな。お前。」
なにがだ。
「唐変木。」
「意味が分からないんだけど。」
なんでそんなこと言われるんだ。俺。
「月村さん、ご愁傷様。」
だから、何がご愁傷様なんだ？
「ま、分からないんだったら分からないままでいいか。」
何が何だか分からないげど分からないままでいいらしい。
「さて、無駄話はもういいだろう。そろそろ月村さんも帰ってくるだろうしな。」
「秋葉君！秋葉君！そろそろ帰るぞ。」
「結構早かったな。委員長。」
いつもだったらもうちょっと時間かかるのにな。
「早くいくぞ。私はもう待てん。」
「分かった。分かっから落ち着け」。
いつもテンション高いな。委員長。
「名前は分からんが秋葉君の友人、秋葉君は私が貰っていく。ではさらばだ。」
小山の奴、クラスメートなのに名前覚えられてなかった。
