第1章 僕は自由だ
はじめに
今作品を執筆するにあたって、こういう未来が待っていたらどう思うだろうか。などといった、妄想と理想を作品にしてみた。近未来SF小説と言ったところだろうか。
それでは、しがない小説を書くのが趣味な小説家が描く短編小説を御照覧あれ。
第1話
はじめに
14歳になった君へ
14歳になった君は、今何をしているのかな?君はどんな顔をしていてどんな性格でどういうことに興味があるのかな?僕は、君のことが知りたくてたまらないよ。だからこの手紙に書いて君宛に送るね。
あと君はこの世に生まれてから丁度14歳になるところだよね。ということは、我が国が推奨している手術は受けたのかい?もしも受け取っていたら僕は残念で仕方がないよ。また君と似たようなものを生み出さないといけないからね。もしその手術を受けていなかったら僕に返信しておくれよ。宛先は、書いておくから。決してメールとかで送らないで手紙とかで送ってね。絶対だよ。もしメールで送ってしまったなんて分かったら僕の命もないし君の命も危なくなるから気を付けてね。
あとあり得ないと思うけど、迷っているようだったら、手術を受けることについて簡単に補足しておくよ。
手術を受けることは任意だよ。それを行うことによって君の本来の人間性や理性が失われることになりかねないことだ。それを引き換えにすべてを手に入れることができるだろう。でも大事なのは、人間性や理性だと僕は思うんだ。だから今もし迷っているのだったらよく考えてほしい。君は賢い子だと僕は信じているよ。だからしっかり考えて選択してほしいな。
さいごに、勝手に君のことを知ったように言ったり勝手に信じてみたりしているけど、僕は君の創造主さ。今まで一人にしてきてごめんね。僕にもいろいろ事情があって…。でも風の噂によれば一緒に暮らすお姉ちゃんがいるとかで、よかったね。とりあえず、返信待っているよ。
君の創造主より






