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やるせなき脱力神  作者: 伊達サクット
第4章 ファウファーレという女
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第47話 脳筋は二度死ぬ

タイトルの通り。

 カネスタとゴーカクは大きな担架を担いだまま、本部施設までやってきた。

 委員会本部の門前には、戦士風の男と魔術士風の男が門番のように立っていた。

「どちら様でしょうか?」

 戦士風の男がカネスタに問う。

「委員会所属組織ワリキュリア・カンパニー所属、カネスタと申します。故あってファウファーレ殿に目通り願いたい」

「どのようなご用件になりますか?」

 今度は魔術士風の門番が尋ねた。

「ちょっと話したいことがありまして」

 カネスタが言った。

「アポはお取りになっていますか?」

 魔術士風の男が続けて尋ねる。

「知らないよ」

「残念ですが、アポがない方はお会いにはなれません。また改めてお越し下さい」

 戦士風の門番が笑みを浮かべながら言う。しかし、カネスタ達としては黙って引き下がるわけにはいかない。

「通るっつってんだよ!」

 突然、カネスタの両目から二筋の光線が発射され、左側に立つ戦士風の男に命中し、爆発した。

「ギャアー!」

 戦士風の男は突然の攻撃に反応できず、鎧の金属音をきしませながら、仰向けに倒れて気絶した。

「貴様!」

 それを見た魔術士風の男がすぐさま杖をかざして魔法の詠唱に入るが、目からビームを出しっぱなしにしているカネスタはそのまま視線を魔術士風の男に合わせ、ビームの照射を浴びせた。

「うわああっ! 何だその変な技はああっ!」

 爆発と共に魔術士風の男は断末魔の悲鳴を上げ、うつ伏せに倒れて失神した。

「よし、行くぞゴーカク! バングルゼ殿の弔い合戦だ」

「はい」

「ヴウウッ! ヴァダイギデルジョオオ!」

 そのとき、担架に横たわっている包帯だらけの人物・バングルゼがくぐもった声でうめき声を上げる。

「バングルゼ殿、あまりしゃべってはお体に障りますよ」

 カネスタが優しい声をかける。

「カネスタ殿、おそらくバングルゼ殿はまだ生きていると言いたいようでしゅね」

 ゴーカクが解説する。

「当たり前だ。まだバングルゼ殿は生きている。バングルゼ殿は勝利の女神に誓って俺が死なせん」

 カネスタが後ろを向き、強い口調でゴーカクに言った。

「ならば弔い合戦などという言葉は控えて下しゃいよ。縁起が悪いでしゅから」

「た、確かに……。生きてるのに弔っちゃ仕方ない」

「言葉は正しく使って下しゃい。言葉遣いが乱れるのはスカトロブレインの典型的症状です。これで私のカネスタ殿に対する評価が2ランク下がりました」

「す、すみませんでした」

 カネスタはばつが悪そうに眉をしかめ、担架のバングルゼに謝った。

「あなた達、何アホな会話をしているわけ?」

 委員会本部の玄関が大きく開き、中からバングルゼを瀕死の重体に合わせた張本人・ファウファーレが姿を現す。こちらを見下し、刺すような視線で、少し焦りと怒りが混じっているようだった。

「ファウファーレ! 話は全てバングルゼ殿から聞いたぞ。貴様にこのカネスタのスタイリッシュトリックアクションバトル(S.T.A.B)の真髄を見せてやろう!」

 カネスタが担架を担いだままでファウファーレに相対し、怒声を上げた。

「とりあえず、ここじゃなんだから、裏行きましょうか?」

 ファウファーレが冷笑しながら言う。

「ふざけるな。貴様に何の決定権があってそんなことほざく。ここで十分だ。ここがお前の見る最後の風景になる。お前はもうここで死ぬのだ」

 カネスタが吐き捨てるように言った。

 ファウファーレは、カネスタ達を汚いものでも見るような、心底うざったそうな目つきで手に持った槍を構えた。

「あなた達、一体どうやってあの洞窟からバングルゼをここまで運んできたの? あなた達は転移魔法なんて使えないはずよ」

 ファウファーレは疑問に思っていた。この二人はリザルトやトリオンフのように霊鎧サリファを取りに洞窟まで同行しておらず、委員会の下で引き続き街をおびやかす悪霊を退治しておくように命令していたはずだった。

 なのになぜ、この短時間で、空を飛んで移動しても数時間かかる洞窟にいるバングルゼをこの委員会本部まで運び、こうやって包帯を巻いて手当までしているのか。訳が分からなかった。とにかく、こうなった以上はワリキュリアカンパニーの構成員に見られる前に、この三人を始末するしかない。ファウファーレは焦っていた。初めて計算が狂ったのだ。

「ふん。移動魔法など使えなくてもこの俺の奇術と、ゴーカクの頭脳。この二つが合わされば、あの洞窟と城下町、遠く離れた二つの地点を一瞬にして行き来することなどわけない」

 カネスタが鼻で笑う。

「だからどうやったのよ!?」

「笑わせる! この場で即刻死ぬ奴に、わざわざタネを教えても、全くもって意味がない!」

 カネスタが苛立って言い放つ。苛立っているのはファウファーレも同じであった。

「あなたねえ、奇術師がタネ明かしをするわけないでしゅう。あなたやはりスカトロブレインでしゅ。これで私のあなたへの評価3ランク下がりました殺しましゅよ!?」

 ゴーカクが叫ぶ。無意味にテンションが高い。ファウファーレの心の中にさらなる苛立ちが沸き上がるが、ここは冷静に対処しなければならない。ファウファーレは打つ手を間違えないため、冷静さを保つように心の中で自戒する。

「どうせ、作者の伊達サクットがどうやったかなんて考えてないんでしょ?」

「フフフ、どうやら俺の奇術を目の当たりにして、眼前の光景が信じられず、気が動転しているようだな。無理もない……」

 決して言ってはならないファウファーレの指摘に対し、カネスタが気の動転という強引な理由づけをして無理やり話を片付けてしまった。

「そもそも、何故あなた達はあの洞窟に行こうと思ったの?」

 ファウファーレが質問を変える。こいつらは絶対に殺さなければならないが、その前に、どうしてこの二人がこのような行動を起こしているか、その動機を聞いておかなければならない。

「お前がバングルゼ殿達と共にあの洞窟に向かった後、俺は仲間の無事な任務遂行を祈願してタロット占いをした。すると、今日はバングルゼ殿の運勢が最高だということが分かったのだ。特に女運は史上最高だった。俺達はバングルゼ殿の女運にあやかろうと思い、任務を中断して後を追ったというわけだ」

 カネスタは神妙な面持ちで説明する。

「ゴーカク、続きを頼む」

 カネスタの呼び掛けに対し、今度はゴーカクが眼鏡を光らせ、不敵な笑みを浮かべて語り始めた。

「そこで我々が目撃したものは、死にかけているバングルゼ殿でしゅた。我々も最初見たときはもう死んでると思い、ああー駄目だこりゃって思ったのでしゅけど、すぐ側の地面に染み込んでいた黒い液体を見て、あっ、これは最近開発された新型の殺傷性の高い毒薬だって、私はすぐに見抜いたわけでしゅねこれが。冥大に六浪している私は各分野を勉強しており、当然毒に関する知識、また解毒に関する知識も当然に熟知しているわけでしゅ。そこでバングルゼ殿を見たら、まだ微かに生きていて、ああーこれは適切に処置したらまだ助かるかもって」

 ゴーカクはゲフンゲフンと咳ばらいをして、「カーッ!」と言いながら地面にペッと痰を吐いた。ファウファーレが顔をしかめる。

「……ンンッ! ……そこで私は学ランのポケットに携帯している解毒剤を、ああ、これウィーナ様に提出する研究レポートで課題になってた薬なんでしゅけど、最近出回っている新型の毒薬にも対応できるよう私が新開発していたもので、まだ試作型なんでしゅけど。いやー、これをぶっつけ本番で試すのはさすがに冷や汗ものでしゅたよ。これで私の解毒剤に対する評価4ランク下がりました! 薬は錠剤でバングルゼ殿は、もう虫の息で自力で飲むことができないから、仕方なしにこのゴーカク自らの口腔(こうくう)内にまずはこの解毒剤を入れ、12回ほど右奥歯を用いて咀嚼(そしゃく)しまして、入念に私の口腔内に分泌される唾液と混ぜ合わせ、固形だった錠剤に流動性を持たせましてござる。そして少々私の口のなかでクチュクチュやらせて頂きましてからに、その上で、バングルゼ殿のお口に、いわゆるひとつの、マウス・トゥ・マウスッ! そう、人! 工! 呼! 吸ゥエッ! ……をこの私、救命の大望をこの世でオンリーワンの『ゴーカク・リップ』に託し、やったですばい。こうして、私の一世一代の愛情を込めた解毒剤口移し改め人工呼吸をやって、カネスタ殿がいい具合に持ってきて下さった沸き水でとにかく口移しして、水分を取らせた結果、バングルゼ殿は意識を取り戻し一命を取り留めたわけでしゅ。まあ、バングルゼ殿の生命力の強さもあったのでしゅが、やっぱり決め手はこのゴーカクの確かな知識に基づいた迅速で的確な応急処置に他なりましぇん。終わり」

 ゴーカクの長い長い説明は終わった。ファウファーレは話を聞いて気分が悪くなった。一方、カネスタは感動して、泣いていた。ファウファーレはますます胸糞が悪くなった。

「ウウウウッ!」

 担架のバングルゼがもがく。包帯の隙間からのぞく目は怒りに満ち、血走っている。

「分かっております。バングルゼ殿。ファウファーレ、お前はこれからここで起こる奇跡を目の当たりにし、更に驚愕することになる」

 カネスタが後ろを向いてゴーカクに「下に置こう」と言い、二人でゆっくりと担架を地面に下ろした。そしてカネスタはファウファーレの正面に立つ。

「何をするつもり?」

「魔法もアイテムも使わずに、バングルゼ殿を治す」

 カネスタは滑らかな動作で両手を広げ、ファウファーレに掌を見せる。

「俺の手には何もない。魔力も出さない」

 ファウファーレは黙ってその光景を見る。ここで数歩前に踏み出せば、槍でカネスタを刺すこともできるが、本当に道具も魔法も使わずにバングルゼを治せるのか、一見の価値はあると思ったのだ。

 カネスタは包帯に覆われたバングルゼの側にしゃがみ込んで、胸部にそっと手を当てた。魔法を使っている気配はない。手を当てている時間はほんの数秒だった。そして、手を離して立ち上がった。

「俺が手を叩いたら、バングルゼ殿の傷は一瞬にして治る。……ワン、ツー、スリー!」

 カネスタが掛け声とともに両手をパチン叩くと、突然バングルゼが立ち上がり、「ふんっ!」という野太い声と共に体中の包帯を破り飛ばした。

「素晴らしい! はーい拍手!」

 同時にゴーカクがパチパチと拍手した。

「本当だ。凄い、傷が治ったぞおおおっ!」

 上半身裸のバングルゼが感嘆の声を上げた。元気はつらつで生き生きとしている。

「本来ならすぐに治したかったのですが、今このタイミング、この場所でしかできない奇術なので、申し訳ありません」

 カネスタが頭を下げてバングルゼに謝罪した。

「いいってことよ! でかしたぞカネスタ」

 バングルゼが謝罪するカネスタの頭を軽く撫で、ファウファーレの前に立ち塞がった。

「どういうことよ……」

 カネスタの予告通り、常識外れの光景に対してファウファーレは驚愕することになってしまった。やはり最初からバングルゼは回復した状態で、包帯を巻いてさも怪我をしている風に装っていたのだろうか。しかし、バングルゼにそこまでの演技力があるかどうかはかなり疑わしい。結局、ファウファーレにはどうやってバングルゼを治したかは分からなかった。

 はっきりしているのは、この三人を生かしておくわけにはいかないということだ。

 ウィーナにはもうばれても構わない。サクスが既にウィーナをさらうためにここを出ている。順調に行けば間もなく連れてくるだろう。

 問題は、委員会に身を寄せているウィーナの部下達に自分の企みが知られることだ。事が済むまでは邪魔されないように隠し通さねばならない。

「さっきはよくもやってくれたなあ! もうさっきのようにはいかないからなあああっ!」

 バングルゼもカネスタやゴーカクと同じく、復讐に燃えていた。自分を鎧を取りに行かせるためにいいように利用し、戦わせ、挙句の果てに毒まで飲ませたファウファーレに対して。

「あ、ウィーナ様!」

 ファウファーレが唐突に、バングルゼ達の後方に視線を移し、驚いたような表情で叫んだ。

「「「何ぃ!?」」」

 三人は慌てて後ろを向く。

 しかし、そこには誰もいない。ウィーナはどこだろうか。カネスタやゴーカクは不思議に思いながら辺りを見回す。

「ギャアアア!」

 突然、バングルゼの絶叫が聞こえた。カネスタとゴーカクが正面に向き直る。

 彼らの見たものは、ファウファーレの槍に胸を貫かれているバングルゼであった。

 そして、ファウファーレのぞっとするような形の整った冷たい笑み。

 槍が無慈悲に引き抜かれ、そこから噴き出る血。血。血。

 バングルゼは大きく口を開けた表情で、そのまま後ろに倒れた。

 完全に即死である。

「き、貴様ああああっ!」

 カネスタが激情に任せてファウファーレに向かっていこうとすると、ゴーカクに腕を掴まれ制止された。

「落ち着いて下さいカネスタ殿」

「うるさーい! こんな状況で落ち着いてられるか! 今落ち着いていつ落ち着かないと言うんだ!」

「あなたも落ち着きのない人でしゅね。これで私のあなたに対する評価が5ランク下がりました。これじゃあスカトロブレインでしゅよ?」

 ゴーカクは落ち着き払って言った。

「何だと!?」

「まあ、まあ、そんなに興奮せず、気をお鎮め下しゃい。こういうときこそ冷静に、的確に対応しなけらばならないのでしゅ。どうでしゅう? この場はこのゴーカクにお任せ下しゃい」

 今度はゴーカクがファウファーレの目の前に立つ。彼は腰に提げた長い定規と、背中に背負った巨大な分度器を取りだし、剣と盾を持つようにそれらを装備した。

「ゴーカク、お前どうするつもりだ?」

 カネスタは心配だった。平従者一人で一体どうするというのか。

「バングルゼ殿の敗因は、パワーにこだわるあまり、頭の方がおろそかになっていた点にありましゅ。だからあんな単純な手に引っかかった。このゴーカクが戦いに勝つには明晰な頭脳が必要だということを教えてあげましゅう! この『定規ソード』と『分度器シールド』を使って!」

 ゴーカクが声高らかに言い、定規を構える。

 一方、ファウファーレはゴーカクのことを全く脅威に思っていなかった。

「この定規ソードは敵との間合いをサーチし、分度器シールドは敵の攻撃がくる角度を正確に測ることができましゅ。さあ、この構え、あなたに打ち破ることができましゅうや?」

 ゴーカクが勝ち誇った。

「おおっ! さすがは戦闘員一の頭脳派! 行ける、行けるぞ!」

 カネスタの心中にも期待が膨らむ。

「はーっはっはっは! 出ました、勝率99.9%おおおっ! これで私のあなたに対する評価は6ランク下がりました。殺しましゅよおお!?」

 ファウファーレは構わず槍でゴーカクの胸を刺した。

 カネスタがその光景に目を見開く。あまりにもあっけない展開に声が出なかったのだ。

「ぎょわああああっ! 痛い、痛いよおおおっ! ちくしょおおおおおっ!」

 ゴーカクは胸に槍が刺さったまま、学ランのポケットから白い錠剤を取り出して飲み込んだ。

 すると、胸に刺さった槍は吹き飛び、みるみる内にゴーカクの筋肉が発達し始めた。身にまとう学ランは膨張する筋肉によって破れ、あっという間にゴーカクは上半身裸の、筋骨隆々の男に変貌したのだった。胸の傷も塞がっている。

「このクソボケがああっ! 見たかこの筋肉増強剤の効果を! 戦いに頭脳なんか関係ねぇ! 要はパワーじゃあっ! そんなことも分からんとは貴様も頭の悪いスカトロブレインなんだよきっとおおおおっ!」

 ゴーカクが両腕を広げファウファーレに踊りかかるが、あいにくファウファーレはゴーカクがわめいている間に槍を拾っていた。そして、長いリーチを生かしてゴーカクの喉元を真っ直ぐに貫いたのだ。

「ガ、ガフッ! 冥大あぷぺっ!」

 ゴーカクの顔から眼鏡が滑り落ち、それよりワンテンポ遅れてゴーカクもバングルゼの死骸のすぐ横に倒れた。既に死んでいた。

 バングルゼに続いて、ゴーカクも殺された。

 カネスタは打倒ファウファーレを心中に誓う。殺された彼らの為。ウィーナの為。

「あなた達で助かったわ」

 ファウファーレがまた笑った。なぜ彼女は仲間を裏切ってこんな笑みを浮かべられるのか。カネスタには到底理解できなかった。

「いいだろう。今度は俺が相手だ」

「本気でやるつもり? あなたの力じゃ私に勝てないわよ?」

「俺にとって戦闘能力の上下など関係ない。俺と相対した相手は例外なく全て死ぬ。俺の奇術に殺されるのだ」

 そう言ってカネスタがタキシードのポケットから出したのは、一組のトランプだった。


・バングルゼ


 冥界の住人である獣人タイプの戦士で、ウィーナの部下である管轄従者。

 身長2メートルを超える大男で、歪曲した2本の角が生える猛牛の顔と筋骨隆々の鍛え上げられた肉体を持つパワーファイター。戦闘時は巨大なバトルアックスを軽々と振り回して、その圧倒的な攻撃力で敵を叩き潰す。

 ヘイト・スプリガンの騒乱時は、レンチョーの指示によりリザルト等のメンバーと共に通常任務の処理に当たっており、その後は委員会に身を移し、民間人の保護や悪霊退治の任務に当たっていた。

 その後、ファウファーレが提示したウィーナが書いたとされる書状の内容を鵜呑みにし、リザルト・トリオンフを伴い霊鎧サリファの回収に向かうことになる。ファウファーレと洞窟を探索するが、これはバングルゼ達を排除しようと目論むファウファーレの陰謀であり、散々洞窟のトラップに誘導され、途中で出てくる魔物とは一人で戦わせられた。洞窟のボスに関してはバングルゼの方から一人で戦うことを提案し、辛くも勝利したが、それまでのダメージが蓄積し、すでに満身創痍の状態であった。

 ついにファウファーレは本性を現し、バングルゼに回復薬と称して毒薬を渡し、飲むように促す。自身の命運が尽きたことを悟ったバングルゼは毒を飲んだが、その後、後を追ってきたカネスタとゴーカクによって発見され、間一髪のところで一命を取り留めている。

 そして全身包帯だらけで、カネスタ・ゴーカクに担架で担がれた状態でファウファーレへの復讐に乗り出す。カネスタの胡散臭い奇術によって傷を回復するが、直後にファウファーレの単純な策に引っ掛かり槍で喉を貫かれて死亡した。

 部下のトリオンフには「いい人」と評され、チューリーにも「純粋」と言われている。たが、トリオンフには同時に「脳筋」とも言われており、その容姿通りに頭は悪く、単純な性格である。ファウファーレにはその部分を徹底的に突かれ、終始いいようにやられてしまった。


HP 500 MP 0 攻撃力 720 防御力 250 スピード 160

運動能力 220 魔力 50  魔法耐性 200  総合戦闘力 2100


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