サウザンド山脈
「あれ敵が出なくなったなニムルの時と似てる。ニムル何か知ってる?」
「あんまり寄り付かなかったと言えば寄り付かなかったね。特に話す事も無いんだけどね…」
だが予想外の事となった。わんさか居た。オーガ、サイクロプス、ワーウルフ。全部じゃないが武器持ち。そして多分ボスだと思うミノタウルス。何このむさくるしい連中。遠距離攻撃0。近接マッチョ軍団。特にボス中心じゃなかったので僕は真っ先にミノタウルスに向かった。ニムル辺りに横取りされそうだから。
久々の剣をもった本格派の登場。しかも大剣。僕も持てるけどスピード重視の片手剣。後鉱石使いすぎるからそれ作れない…。
特殊鉱石じゃないと思うが、通常の鉱石なら多分高いレベルの剣。なんだこれえらい良い剣じゃないか。これが宝か?
「ミュウ、後でこいつとやるなら気をつけてこの剣やばいから」
「はい」
危険でもこれは伝えておかないといけない。ミュウなら気がつくけど、初手で多分怪我する可能性がある。かすり傷だけど…。
いやはや、傷ついてます。遠距離攻撃やブレスなどは結構ダメージ受けてる。でも近接でダメージ受けるって久しぶり。マゾっぽいが、傷つくとちょっと嬉しい。ただ相手が悪かったと思う。大剣と片手剣。人間同士の戦いなら大剣を持つのに相応しい剣士なら片手剣は押し負ける。だが負けない。こいつは並の剣じゃない。刃こぼれしてもおかしくない戦い。そして片手剣なんてダガー扱いする僕のパワーだと押し負けるなんてありえない。
「舐めるなー」
普段声あまり出さないけど、押し相撲みたいになったのでつい踏ん張ってしまった。力量差は大体分かった。このままでも勝てるけど、敢えて意地悪をしてやる。少し距離と取って
「ウインド」
レベル1が小さな刃みたいな感じなら2が大きな刃、そして3は小さな刀の散弾銃。2と3って使い方微妙に違うな…。にひひ焦ってる。当然距離をつめてくる。でもそっちの方が強い。あれ3撃ぐらい掛かると思ったら、致命傷2撃で終ってしまった。ウインド?それを入れてなんだけど。うーんウインド2の感覚だったかも。これ強いな。
やばいちょっと集中しすぎた。皆を見てみたら特に問題なかった。僕も適当に他のを倒してマッチョ軍団との戦いが終った。わざとユーリ鍛えるために手を抜いたところがある。中々適度な敵って居ない。ゴブリン程度だともうユーリ敵じゃない。ウルフ、オーガだと危ないけど、それでも死にそうに倒すのがユーリの戦い方らしい。僕が手を抜いた最大の理由はニムルの強さ。
「どうかね?ミュウさん」
「はいはい私が間違ってました」
ニムルの活躍で敵を減らしたほうがユーリの危険が減る。それだけの戦い方が出来る。と言うよりあのカードの配分がやっぱり良かった。間違いなく僕らの中でNO1のスピードだろう。そのニムルがパワー防御ともにトップなのだから。ドラゴンに戻ったらもっと凄いけど。僕らがやりにくいから実は効果的じゃない。デカイ敵出ていたらやってもらうか。
実はラスボスがとならなかった。普通に宝あった。サンダーのカードと鉱石財宝。僕が貰う事にした。
「ひょっとしたらこれこう使うんじゃないか?と思うのがあってね」
剣を突き出して
「サンダー」
やっぱり、剣からサンダーが出た。もちろん自分は感電しない。
「これ使えるよ。剣でさして流し込むとかいろいろ応用できる」
「ああそれ私も使えるかも」
「ああご免ユーリはファイヤあるから被ると思って」
「うんそうだねそれは言えてると思う」
後は今の戦いで得たカードを整理して僕のストックに3段階目のファイヤ発見。
「ユーリお詫びにこれ上げる」
「ファイヤだね」
「それ新しい奴だからレアファイヤが完全対に近づくよ」
ユーリはセットして打って見た。もう炎弾って感じじゃない。火が網の様に襲ってくる感じ。
「ああゴネテごめんね。これすごいや」
後特にこれってのは無くてボチボチなカード。そういえばアイスってちょくちょく出てきた。これイマイチ使えない…。まあ敵によって使い分けるのかな?1段階目があんまり出ないカードだから溜めとくけど、使えないな…。サンダーも出ていたけど。これでやっと使える。
帰る前にオータムを見て回った。魚料理がある。つい魚を買い込んでバッグに入れてしまった。僕はずっと無人島暮らしだったから魚は重要な栄養源だった。食べ飽きたと思ってたけど、まるで食べなくなったら懐かしい。これだけニューシティの食材で残念だ。
後僕に似た人種の人が居る。僕は父さんの血を受け継いでるのでこの辺りの一般的な人とちょっと違う。南部は多分外国からの移住者じゃないか?と思う。いつから居たか?は分からないけど。僕に似た黒髪の父さんみたいな日本人風の人種がちらほらいる。ただ混血が進んでいてそのため現地の母との混血の僕と似ている。
念のため僕はカースさんにモンスター討伐の話をした。カードについては聞かれなかったので話さなかった。カードに詳しいのでこの辺り警戒してしまう。だがその前にモンスター討伐に驚いていた。僕も分かるけど、あの付近のモンスターのレベルは高い。ルルミラの意図がここにあったのか分からないが、報告の後オータムからセントラルに帰る事にした。
帰り道ふと思ったのだが、ちらほら居るモンスターを僕は苦にもせず進んでいたけど、全くの安全ではなかった。もし運悪くちょっと数の多いモンスターに遭遇したら。やばいんじゃないだろうか?交易ってどうなってるのか。もちろんルルミラから聞いていた安全な道を通ってになる。
この調査も兼ねてるのか?間の町でも交易し無いとこれはイマイチだろうな。セントラルはなんでもありすぎる。魚?無理バッグを使わないと。それじゃ商人の仕事じゃない。高レベルの冒険者の仕事になってしまう。ルルミラに聞くのを忘れたが大量輸送用のバッグはあるのか?という事。それ次第じゃないかな。
しかもだ。魚は肉食に慣れると癖がある。わざわざ高価な食材として住民は食べるのか?まあ良いや手紙の中身を読んでないから分からない。焦らないで置こう手紙の中は行く時教えてくれなかったからやめておいたほうが良い。




