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ギレイの旅  作者: 千夜
2章
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儀礼への疑惑1

 ロボット!?


 私、玉城利香(たましろ・りか)が10歳の時のこと。

 先生に頼まれて資料室に教材を取りに来た。しかし、棚の上にあって届かない。

 本を漁っていたらしい儀礼君が気付き、(資料室は無断立ち入り禁止なのに……)

「取ってあげるよ」

 と言う。同じ位の身長なのに。

「儀礼君には無理でしょ。それより踏み台か何かない?」

 と言うが、儀礼君は棚の前で手を伸ばす。あと30cmはある。


 すると……ナニカデテキタ。  Σ(゜口゜;


 儀礼君の袖から金属の棒が出てくる。

 ロボットの腕のようなものがスイーっと教材を掴み、棚から落とす。

 それをキャッチすると儀礼君は私に手渡した。

「はい」

 いつも通りのかわいい笑顔。

「……ありがとう」

 言葉を飲み込み、視線を合わせないように必死だった。

 あの服のどこにあれだけの容量が入るスペースがあるのだろう……。

 まさか、体が機械なんじゃ……。

 見なかったことにしよう。


 私は資料室を去った。




 A、体ではなく、服に仕込んでます。儀礼は見た目より細い。


 張りぼてのようにワイヤーのような金属をめぐらせている。



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