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ギレイの旅  作者: 千夜
20章
552/561

【番外編 ショート】妹、愛里の

 さらさらの金髪に、黒曜石の瞳、エリによく似たエリの娘、愛里。

 この春3歳になった愛里は、おしゃべりも上手になり天使の笑みを浮かべては、舌足らずな様子で会う人会う人に話しかける。


 19歳になった儀礼は、目に入れても痛くない程に、歳の離れた妹を可愛がっていた。

 この可愛い妹には、生まれた時から張り付いている悪い虫がいた。


 こういう時、世間一般でなら、

「僕より強い男でないとうちの娘はお嫁にやらない」

 と言うところだろう。


 しかし、儀礼より強い男はたくさんいる。

 だから儀礼は言う。


「重気さんより強い相手じゃなきゃ愛里はお嫁にやらない」


 どうだとばかりに両手を広げて、儀礼は拓の前に立ちはだかる。

 世界最強の男、黒鬼。

 それ以上に強い者など現段階ではいない。


「儀礼、そんな化け物にうちの娘はやれない」


 儀礼の言動を止めたのは父親の方だった。

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