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Virann  作者: 柴田優生


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30/33

禁句

魔王の制裁を始めた。


「なんだこれ・・・!!」


気づけば、そこに魔法陣が完成していた。


「これが、魔王という力だ」

「やっぱり、やべぇな。世界最強は本当に予測できない」

「さぁ。頑張って避けてくれよ」


そうして、俺はいつの間にか空に出来ていた乱層雲から・・・


雷柱フォールサンダー


あちこちに、雷は散布して。


「ま、まずっ・・・!!」


その攻撃は、カズに直撃した。だが、これくらいで死ぬわけもなく・・・


「はぁ。はぁ・・・。なんとか、耐えた」


もうおそらく、お互いに体力の限界は近いだろう。あとは、本気で潰し合って、どちらがか死ぬのを待つのみ。その、長期戦へと変わっていったのだ。


「もっと、もっと・・・!!来いよ。俺は世界最強を嗜みたいんだよ」

「ふ~ん。そっか。じゃあ、世界最強とただのボスの差を見せてやるよ」


そして、その瞬間。


「・・・は?」


俺は、俺の分身を登場させた。


「この分身は、強いと思うか?」

「お前の複体コピーだろ?そんなの、弱いわけがないだろ」

「ははっ。やっぱり、そう思うよね」


自分自身でも、複体こいつの実力は計り知れない。だって、


「隻眼」

「・・・は?」


こいつの設定は、俺が行えるから。


「な、なんで隻眼が」

「さぁ。たまたまじゃないか?バグがなんだろ」

「バグ・・・って、ゲームでしか聞いたことないぞ!!そんな事象、この世界で起きるはずないだろ?」

「はぁ。俺を誰か忘れたのか?俺は、この世界の主人公だぞ?」

「主人公補正って言いたいのか?・・・はっ。なんでもありだな」

「もう、話す時間ももったいないな。さぁ。行ってこい。分身」


そうして分身はカズの元へ向かって。


「神ノ力」


あいつ、一番厄介な異能力使いやがった!!


「お、おい!!なんでもしていいわけじゃねぇよ!!」


刹那、その異能力を発動した瞬間にはもう遅く、世界に閃光が走っていた。あぁ、終わった。最悪、これ世界が滅ぶやつだぞ。


「ほんと、何してくれてるんだよ」


これを止めるには・・・あぁもう!!あれしかない!!



一度、世界は爆発しかけたが、ギリギリで、


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「は!?や、大和!?お前何やってんだ!!」


な、なんとか。世界滅亡は食い止めたが、


「はぁ。動けねぇ・・・」


そりゃ、世界滅亡規模の異能力に直撃したら、動けないくらいになるに決まってるだろ。なんせ、世界最強じゃなかったら即死だったぞ。


「お、お前。やっぱり格がちげぇよ。あの攻撃受けて生きてるのかよ」

「瀕死状態みたいなもんだ。これじゃ、まともに戦えもしねぇよ」

「はっ。許すと思ってるのか?瀕死だろうがなんだろうが関係ねぇよ!!死ぬまで戦うのがルールだろ!?立ち上がれよ世界最強!!」

「スパルタなやつだな!!満足するまでやってやるよ!!」


お互いに、体も体力も限界に近いんだ。俺は俺でカズを殺す気で戦うし、カズはカズで俺を殺す気で戦う・・・。それであってこその、”最終戦争”だ。世界最強と、世界の悪組織のボスが戦い合う瞬間・・・。


「そう考えると、燃えてきたぜ」

「なぁ。大和。さっきまでは、お互いに本気を出しては息切れをしていたが・・・。一度、限界を超えた本気で戦ってみないか?」

「ほう。面白そうだな」


これでどちらかが死ななかったら、もう互角になるだろう。だが、もう俺に異能力を発動させる体力なんて残っていない。だったら、


「悪いな。カズ。俺は、もう体力が残ってねぇんだ」


最後に、この異能力を発動するとしよう。


移転ポート

「ほう?それは、銃か?」

「あぁ。とっておきの銃だよ」


異能力の全てを注ぎ込んだ・・・特性の銃。これがこいつに効くかはわからないが、こうやって戦うしかない。俺は、ナイフと銃を両手に抱えた。対するカズは、


「お前は、それがお前にとっての限界なのか・・・。じゃあ、僕の限界を見せてあげるよ」


するとその瞬間、予想以上の出来事が起こってしまった。


「融合異能力。神と天使の融合を開始する」

「・・・は?」


ゆ、融合異能力!?なんで、そんなものを・・・!!


「お前!!それは禁句の異能力だろ!!なんで持ってるんだよ!!」


本来、この異能力は禁句だ。というか、俺が過去、この世界に生きていたとき、たまたまこの異能力を見つけて、流石に危険すぎたからとある本に封印したはずなのに。なんでその異能力をこいつが持っているんだ?


「そんなの、忘れたのかい?ボクは、前世で大富豪だったんだよ?」

「それがこの世界とどう関係する!!」

「ただ、この世界でもボクはとんでもない資産を手に入れてしまった。だから、秘密の実験室を作って過去に存在して封印されたこの異能力を造り出したんだよ。・・・あっ、そろそろ融合が」


まずいまずい。そんな無駄な話をしていたら融合が始まってしまった。これを都合よく利用されたら・・・世界最強でも即死するくらいだ。ほんとうに、まずい。


「どうしよう・・・」


一難去ってまた一難。それに尽きるのだった。

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