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3話

「失礼します。お茶を御用意しました。」

「ええ、有難う」

使用人は何処か怯えながらお茶の用意をし、直ぐに部屋から出ていった。

対してリュセアンネは威厳のある表情で偉そうに、でも美しくお茶を嗜んだ。

光沢のある美しくも儚い夜更けの様な濃い藍色でストレート、風が無いのに魔力で微かに揺れる髪、真っ白な肌、病的に細い手足、瞳は深い緑で光が入ると金色に光る。そこらの農民が見たら卒倒する程だろう。


「本題に入りますが、私は何をすれば良いのでしょう?近くの部屋を借りさせていただける様ですが」

「いえ、これと言った仕事は困ったことに無いんです。ひとつだけです、私が貴方様に頼みたいことは」

珍しく言葉を濁した事に勘づき、守兵に席を外して貰った。

「これで話しやすいですかね」

「ありがとうございます。…言いづらいのですが、 魔術について教えて欲しいのです。」

想定通りの答えだった。この国で魔術を使えるのは私しかいない。頼るなら私だろう。

「承知しました。何から教えれば?」

「では…」


話に熱中してしまい二時間ほどずっと話してしまっており、王に気をつける様釘を刺された。



「これでようやく私の長年の夢が果たせる

この為に…この為だけに、何十年、何百年やりたくもない仕事をし、権力者に仕えてきたのだ。

やっと…やっと、 '人間を滅ぼせる'」


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