#8 勇者の力を見せてやろう
ルルさんが師匠になってから毎日タイラー平原で特訓した、一応スライムはいるが、前のように多いわけじゃなかった、多くて3体だった
1日目
ルルさんが師匠になったんだけどもうダメ
教え方がダメだ
「ぐわーっと!手にんーって!魔法を..こう..!なんか!魔力を手の先にためる感じ...」
わからんよそれじゃ
2日目
ルルさんが持ってきた魔法の相性がわかる石板を持ってきた
ギルドで調べた結果、俺が使える基本魔法スキルのは水、風、光、の3属性だった
なので火魔法は諦めた、幸いルルさんが風魔法を使えたため、風魔法を習得することに決めた
5日目
進展ない、話すことはない
強いていうならスライムに殺されそうになった
ルルさんが
食べられてたいや、飲み込まれてたか、後ろからパクッと
飲み込まれてる時に短剣で切りつけた、引っ付いたよ無駄だった
ルルさんはその後まる焦げのべたべたになって出てきた
その後一週間くらい特訓したんだけど魔法の魔の字もない
いつもの端っこの席二人座る
「だ、大丈夫だ!二週間弱で習得できる人は少ない!うん、大丈夫!」
ルルさんが励ましてくれた
「俺たち魔王倒せますかね?これ」
「私がいる、余裕」
圧倒的に自信があるらしい
スライムに消化されそうになってたのに
「余裕なんですか..?ぶっちゃけ無理ですよこれ、俺は論外で、それはいいんですけどルルさん初級魔法以外使えないですよね?」
「使えるわ上級魔法」
使えるんだ、けどMPが厳しいよね
「魔力に関しては問題ない...私は全てのポイントを上級魔法に使っている、MP消費削減にな」
おおっ!それなら上級魔法もいつか使えるのか..!
「使えるようになるのは大体十年後くらいかな、大体威力上昇に使ってるし」
...使えなきゃ意味ないだろ
「そうですかぁ...長い旅になりそうですね...」
とりあえず風魔法習得して...仲間とか増やして、
「ご注文はありますか?」
あ、そっか..今夜だもんな
道理でうるさいわけだ
「じゃあ、お冷を二つと人魚の唐揚げを...ルルさんは?」
「私も人魚の唐揚げ」
「ご注文繰り返します、人魚の唐揚げ二つでよろしいですね?」
「お願いします、あ、フォークをつけてください」
「かしこまりました、少々お待ちください」
最近この世界の食べ物に何の抵抗なくなった
理由を言うわ
まず、人魚ね、こいつきもい形した魚に鱗がついた手足があるだけ、水中は手を使って泳いでるって、キモいわ、因みに味は白身魚
次まあ頼んだオーク、こいつただの牛だったわ、オークとか言ってるけど牛なんだよな、味はちょっと臭い牛肉
エルフ、これはほんとにエルフだよ!
知能あるよ!?それ食うの...?
それにこの世界のエルフは魔法使えない、なんでだよ!魔力は多いらしい、いやなんでだよ!
その他にも色々言いたいけど我慢する、それがこの世界だから
特に話すことがないので静かな時間が流れて、どのくらい経ったのかな
「お待ちしました、人魚の唐揚げ二つです」
唐揚げが7つくらい乗ったお皿が二つに水二つテーブルに置かれる
この世界は箸がない、フォークか手づかみ
ので俺はフォークを毎回頼む
「いただきます」
いつものjapanese感謝をして唐揚げを食べようとしたら
「毎回思うんだけど、その儀式は何?イタダキマス?」
「いただきますは食べ物に感謝する儀式だよ、ルルさんもやったら?俺たちは命をいただいてるからね」
「たまにはいい事言うんだ、じゃあ、私もいただきます」
フォークを使い唐揚げを口に運ぶ
食レポは出来んよ、うん美味い、ちょっと物足りないけど、マヨネーズ欲しいなぁ、生粋のマヨラーだから俺
日本に帰りたい、家族に会いたい、まだ見てないアニメ見たい、スマホはあるけど使えなきゃ意味ないだろ...
と、今日もまた思うのでした