表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/25

#7 勇者よ...それでいいのか

 うーん...どれにしよう


 今俺は何のクエストを受けようか選んでいる

 正直お金には困ってないんだが、名声が欲しい


 だって俺身体能力ポンコツだよ?ルルさんはどうか知らないけどさ、俺はほぼ使えないし魔王倒せなくね?

 なら凄腕冒険者とか雇えばいいじゃん!的な考えになった


 でも凄腕冒険者もポッと出の謎勇者に力を貸すかね?

 ルルさんにも知られてなかったし

 実力とか、名を挙げた方がいいでしょってことで



 初クエストだし、簡単なのにしよっか


 ☆2 スライムの討伐

 タイラー平原にてスライムが大量出現中


 5匹討伐

 討伐報酬5銅貨


 スライムだし、ほぼチュートリアルでしょ

 それに正門から出てすぐのとこだし、うん、これでいいかな


「ルルさん、スライムの討伐でいいですか?」

「うむ...そうだな、それでいい...そのスライムで私の実力を見せてやろうじゃないか」


 非常に頼もしい


 パーティ名ルクルクマリスタジオの初戦闘が始まった



〜〜〜〜〜



 ...思ったよりデカかったわ、普通に2メートルくらいあるじゃねえの?

 それに結構いるだけど


「あの、ルルさん、この短剣で倒せますかね?」

「? そんなの私が知るわけないだろ、初めて魔物と戦うんだよ?」

 えっ...そうなの..?


「うん、そうだよ?」

 声に出てたか


 あ、気づかれた

 ポヨンっ!ポヨンっ!と跳ねながらスライムが近づいてくる


「あの、スライム来てますけど」

「ふっ...その短剣で倒せるかわかんないけど、私の魔法で蹴散らしてくれるわっ!」


 おおっ!魔法来たっ!


 ルルさんは左手を前に出し、その手を支えるように右手を添えて

 杖は捨ててた


 杖使わないんかい


「ファイヤーボールッ!」


《ファイヤボール》

火属性

初級魔法

因みに初級魔法に詠唱はいらない


 手のひらから小さな火の玉が出て、勢いよく飛び出す

 その火の玉は近づいてきたスライムに直撃


「見た?この私の火魔法、すごいでしょ」

 すごい...すごい!これだよ!これ!

 これこそ異世界!

「はい!すごいです!...あれ?」


 煙の中から穴の空いたスライムが出てきた


「なっ..!?この私のファイヤボールでも倒れない...だと...!?」


 あ、やばい、頼みの綱消えたぞ


「もっ、もっと出せないんですか..?」

「分かってる..ファイヤーボールッ!」

 またもや火の玉が出てきてスライムに直撃


「やったか!?」とルルさん


 あ、まだ生きてるなこれ

 ちゃんとまだ生きてた


 けど穴は空いてるし、次で行けるか...?


「ルルさん!あと一発..行けますか?」

「私が1日で使えるファイヤボールの数は5発」

 5発...ゴハツ?ファイヤボールって初級魔法で...MP消費は少ない...と思うんだけど


「それ以上使うと体が壊れる...あと3発使えるが...ここで使ったらスライムを5体倒せるか怪しいぞ...まさかここまで強いとは...シュンその短剣で何とかしろ」


 もうスライムまでの距離30メートルもないんだけど!

 まじか..この短剣でやれるか?ましてや俺が使って


 いや、やるしかない...



「やれねぇよぉっ!無理無理!まだ死にたくないですよ俺!」

「あっちょっ!逃げるな!おい!」


 うん、逃げた

 死にたくないもんだって

 ダメージ受けてるとはいえ、1メートルの魔物相手に短剣一つで戦えるか?


 多分ここで戦うことを選ぶ人は馬鹿だよ馬鹿

 ただの高校生になにが出来んだよ

 握力26だぞニジュウロク


 その後、追ってきたスライムはルルさんが魔法で倒した、他にスライムが追ってこなかったからよかったー


 クエストは失敗した



〜〜〜〜〜



 ギルド内にて、端っこの椅子とテーブルにいる二人


「シュン、弱腰すぎる」

「命を賭けることがどれだけヤバいか知りました」

「魔物倒さないとポイント貰えないんだから強くなんないぞ、あ、そういえば何のスキル持ってるの?」

「《ユウシャ》っいうスキルとk」

「ユウシャなの!?」

「は、はい...」

 テーブル越しに顔を近づてけくる

 近い..近いよ...女性耐性を持ってない俺にはきつい距離だよ...


「人は見かけによらないとは言うが...」

「馬鹿にしてます?」

「うん、あ、他には?」

「ぼやけてる変なスキルです、それ以外はありません」

「...魔法スキル持ってないの?ユウシャなのに?」

「そういう教えてくれる相手がいなかったので」

「そうか...じゃあこの私が教えてやろう...!」


 師匠ができた

ねえねえ今合計100回も見られたよこの小説、多分凄くはないんだろうけどさ、100回見られるって凄いと思った

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ