#2 勇者のスキル
あの後、お城から出て街を歩いていた
ほんと中世ヨーロッパって感じ、ファンタジーだなー...
街の人を見ると、いろんな種族の人がいた
うん、とりあえず宿確保だな
〜〜〜〜〜
ふーっ...「つかれたぁ...はぁ...なんで...こんなことに...」
一枚金貨出したら8泊分だって
宿は聞きやすそうな人に聞いて宿を教えてもらった。正直さ、何でこんな人に宿を聞かれて話せるんだろう
客観的に見れば、変な服装(制服)に辞書と小銭袋をもった...城から出てきた変な人だよね
はぁ...正直もう日本帰りたい
日本の空気が恋しい
だって、急に友達と離れて、親とも会えなくなって、弟...元気かな...
あ、それで、魔王倒せ、とかふざけんな..って感じじゃね?
確かに退屈は感じてたけどさぁ
はあぁぁぁ...ベッドもかたいよ...
...一応スマホも転移したんだ...って言ってももちろんインターネットとかないわけで...家族に連絡取ろうとしたんだけど、まだ既読付かんね
とりあえず...目標は日本に帰ること...にしよ
さて、切り替え切り替え!この辞書並みの本..よむかあ...
宿にある椅子に座り、机に本を置く
カタカナばっかで読みにくい!
えーっと...なになに
(読みにくいので読みやすくしてくれるよ!)
ようこそ..異世界人...えーっとこの最初はいらないやつだな、飛ばそ
魔王は...世界の害悪、倒さねばならない...あ、そう..
魔王はこの世界を自分のものにしようとしている..魔王につくものを魔族軍と、魔族軍には十人の強敵、十天王...がいるのか...なんだよそれ
多分ここもいらない、うん
魔王を倒したものは...神々が..何でも!願いが叶います!?
え、じゃあ...え?日本?帰れたり?しちゃうってわけ!?
目標、魔王討伐、決定!
魔王は強い...それは魔王のスキル、《マオウ》があるからだ、《マオウ》は自分より弱い魔物を自分の支配下に置くことができる、と
唐突だが...魔物と魔族の違いは、知性があるかないか...そうなんだー
知性があるものが魔族、ないものが魔物...
はい、次々
スキル《ユウシャ》は...
キターっ!このスキルユウシャ!なにー?
《ユウシャ》危機的状況になった時、主人公補正がかかる
主人公...補正...?いや強い..んだろうけど...主人公補正..かぁ...ってなるわ
とりあえず、続き読むか
頑張るので、評価、感想、意見、よろしくお願いします
orz