#10 56歳ヒロインやってます
「(ノイズが入り何か聞き取れない)..!大丈夫だ..!ここは私...に..!任せて...街の人々を避難...させろ...!」
風景が見える、夢だろうか、それにここはどこだろ...
目の前には杖を使って火の障壁を使ってゴブリンみたいな魔物を食い止めてる、そして火の玉を出して敵が爆発!そこにはおそらく小さい魔術師がいた、体全体が白いモヤで覆われてるからよくわからない、でも声は聞いた事あるかな?
「これが...限界..だ...」
体から血を吹き出しその場に倒れる
あっ血が..!大丈夫です...
「かっ...?!」手を伸ばした先は天井、いつもの宿だ
...夢...だよな
目に手を当てる
なんか...夢じゃない...気がするんだよな...
とりあえずギルド行くか...
〜〜〜〜〜
「アリアさんが仲間になったになったので、とりあえず使えるスキルを教えてください」
「何でシュンが仕切っている...このパーティで仕切っていいのはこの私だ」
「わた..しは...治癒魔法..と神聖魔法...ストレングス上昇...と...MP増加魔法...と基本魔法の水、土、光が使え..ます」
因みに固有スキル、基本魔法スキル以外のスキルの入手方法もちゃんとあって、特定の条件下になった時や、称号を獲得した時に貰えるってさ、byいつもの本
っと、何やら優秀そうな魔法が聞こえたんだが
「神聖魔法?」
「は、はい...魔法の中では...神聖魔法が一番自信..あります..!」
神聖魔法
神に対する信仰の大きさと歴が強さになる
魔物を浄化させる魔法、アンデットのみ有効
「あと...MP増加魔法?詳しく教えてもらえますか?」
「は..はい...対象を決めて魔法を使え..ば..その人のMPが...増加する..です...けど...効果時間があって...大体30分くらい..です」
30分も増やせるのか...
「どのくらいだ?」
「私の...レベルだと...中級魔法...が...5発使える...くらいです...」
「上級魔法使えるレベル?」とルルフラージュが聞く
「えっと...1発だけなら...使えると...思います...」
「じゃあ無理か...」
《リュセイカ》はもの凄くMPが必要だって書いてあった
「じゃあ初級魔法だったら?」
「初級...魔法..?だっ..たら...25発くらい..でしょうか」
「あの...なんで..初級魔法を...聞いたんですか..?」
「俺たち初級魔法しか使えないんだよ」
「えっ?」
「私は中級も魔法使える!」
「MPが足りないだろ!介護されてやっとだろうが!」
「特殊上級魔法もある!」
それも持ってるだけじゃん...介護されても使えないじゃん...
「えっ...魔王...倒すんですよね...」
...?...あ、あー、そう言えばそうだった、忘れてた
確かにそう書いてあったな
「当たり前だっ..!今はまだ力を蓄えているだけ...解放の時が来たら...私の右目は...力を放つ」そう言って右目を手で隠した
もちろん無視して
「そうですね...倒したいですね...まぁ、俺が《ユウシャ》っいうスキルをm」
「ユウシャ様なんですか!?」
ギルドって響くんですよ結構
てか、アリアさんスイッチオフ状態でこんなに声出せるんだ
「ぁ...ごめんなさい...けどユウシャ様...ほんとですか..?」
「一応ね...はい」
冒険者カードを渡す、渡したらじっくり見て
「ほんと...ですね...ほん..とに..ユウシャ様...」
「名前だけだ」
ルルフラージュさんよ、そう言うのはやめてくれないか、名前だけでも勇者になりたいものなのだよ男は、現実を突きつけないでくれ
「あの..?この...見えない..スキル..は..?」
「あぁ..そのスキルはわかんないんですよ俺も」
「そう..なんです..か...」
冒険者カードを返してくれる
「で..話を戻すんですが、俺は《ユウシャ》っていうスキル持っているので、魔王と戦う運命とかなんですよ」
「では..私は...力を..貸します...では..改めて自己紹介を、私は...アリエル教信者..アリアローゼ、魔法には...自信あり...ます、特に..神聖魔法です...サポートを...頑張ります...よろしくお願いします...!」
「はい、よろしくお願いします」
「私のルクルクマリスタジオに居たら将来安泰だ」
「ルク...なんて言いました...?」
その後俺たちも自己紹介をした