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意味が分かるとゾクッとする話:先輩DAI失格。

作者: 謝流々辺郎

「あー、クソ、まだ気持ち悪い」


「どうしたんですか、先輩?」


コンビニでバイトをしている俺。


バイク通勤している先輩が喉を押さえながら入ってきた。


「最悪だよ。ここにくる途中、蚊柱に突っ込んじまった」


「蚊柱?」


「知らねえ?なんか蚊が群れになって飛んでんの。そこにバイクで突っ込んでさ。ひょっとしたら何匹か飲み込んじまったかも」


「それは災難でしたね」


「あークソ。水買ってくるわ。まだ喉がムカムカする」


その一週間後、先輩が川に飛び込み、水死した。
















〈解説〉

皆さんは『ハリガネムシ』という生物をご存知だろうか?


水の中で蚊の幼虫などにわざと食べられ、蚊が成虫になり、水中から出ると今度はカマキリに食べられる。


するとハリガネムシはカマキリを操ってわざと川などに飛び込ませて自分はまた蚊の幼虫に食べられて繁殖を繰り返すなんとも奇妙な生体である。


人に寄生する、そんな事例は確認されていないが、もし自殺するような人じゃなかった人が突然遺書も無く入水自殺したとしたら…それは本当に自殺なのか、それとも事故なのか、それとも…。

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