マカロニサラダ
トーテムポールを眺める。
僕は中学生だ。
無花果結菜が好きになって、
少年ちんぽこ道から、卒業した。
結菜は、マカロニサラダが苦手で、
結菜の代わりに、マカロニサラダを、
おかわりしたら、
結菜は涙ぐんで、ありがとうと言った。
結菜が可愛い。
僕が夏祭りで、好きだと言うと、
結菜は恥ずかしそうに、
私も好きと言った。
中学生のときに、キスを。
高校を卒業した直後、至った。
大学は別だったけど、
献身的に結菜は愛をくれた。
23歳のころ、結菜は、
マカロニサラダを克服した。
それから8年。
結菜はピクニックで、
僕らの子供達に、
マカロニサラダを振る舞う。
僕に似たチビ達は、
美味しそうに、
マカロニサラダを食べる。
ねえ、結菜、
マカロニサラダが、
この世にあって、良かったね。
万物はぷるんっとした、歯応えかもよ。




