今現在漫画やソシャゲに対してラノベなどの小説媒体の最大の弱点は圧倒的な打ち切りの多さと刊行間隔の長さとだと思う
さて、相変わらずラノベの文庫は売り上げが右肩下がりで、四六判のほうも売り上げが上がっていかないようで、ラノベ全体の売り上げは下がっていっているようです。
原因はいろいろある気がしますが、一番大きいのは「売れても売れなくてもほとんどの作品が完結しないで唐突に打ち切られること」かなあと思います。
完結する前に打ち切られてしまう作品が多すぎて買う気が起こらないというのは間違いなくあると思います。
また、ラノベって最初は刊行間隔が半年くらいで割と早くても、だんだん間隔があいて行って、10巻過ぎたら次出るのはいつなんだよという作品も多いんですよね。
ソシャゲならほぼ毎月新しいイベントがありますし、漫画も3か月か4か月に1度はコミックスが出ますから、待ってもなかなか続きが読めないならと、ラノベから離れて行ってしまうのも無理ないでしょう。
もとはといえば、2000年代後半から2010年代前半くらいにかけて、話の引き延ばしのためのたいして代わり映えのしないエピソードの繰り返しからの、新規ヒロインの追加でだれて、ラストにたどり着いてもグダグダという作品が多すぎたことが、文庫本ラノベの衰退に大きくつながってるとも思います。
あとは書籍化とコミカライズが、同時に進行してしまうと、内容は同じなんだしわかりやすいコミックだけでいいやとなってしまうのもあるかもしれません。
アルファポリスや角川作品などは露骨にそうなってるみたいですしね。
いずれにせよ、有料の文字媒体というのはそれが大好きな一部の好事家だけが読むようになっていきそうな気がします。
文字を読むってすごく疲れるんですよね。