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【六章】収束の魔法少女 ガルライディア  作者: 月 位相
初めての変身

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収束則 Ⅳ

 煌々と輝く陽光に照らされた、土曜日の朝。

 結はいつもと変わらぬ時間に目を覚ました。


 余談だが、結の起床時間は平日休日問わず、体調によって多少の変化はあるものの、基本的には一定である。


 午前6時30分、結の体内時計は矢鱈と正確なのだ。


 マギホンにて、時間を確認するついでにメールなども確認する。


 アッシュ含む登録している者からのメールは無かった。

 特にアッシュからのものは無いなら無いで構わない。


 寝衣を脱いで、服を着替える。

 7月真っ只中で30度を超えると予報されていた為に、結は白の袖無しのワンピースを着用した。

 白色は光の反射率が高い為、黒などに比べて熱を吸収しづらいのだ。

 結は昔から割合と雑学等が好きなのだった。


 階段を降りて、服を洗濯機横の籠に入れる。

 そのまま、顔を洗った後にリビングへ。


「結、おはよう」


 いち早く結に気が付いた昌継。

 何やら雑誌を前に真剣な表情をしている。


「おはよう、何見てるの?」


 昌継の前の雑誌は、どちらかと言えば女性向け。

 それが結からすれば疑問なのだ。

 昌継は、香織の様子をチラチラと見ながら、結に耳打ちをした。


「ああ、これはね、香織さんとの記念日に何か渡せないかなとね」


 矢鱈と記念日を作りたがる昌継は、近々ある何かしらの記念日に何か贈り物をしたいらしく、結から意見を聞きたいとのこと。

 結は喜んでその話を受けた。両親が仲良しなのは結としてはそれ以上に無いほど嬉しいのだ。


 ご飯を食べて、なんてこと無い会話で笑い合って。

 そんな日常を犯すのはこれまたなんてこと無い事なのだ。


 結のマギホンが鈍く震える。いつもよりもその音が重々しく聞こえた。

 アッシュからの連絡がついに届いた。


 それにより、結は『収束』の真実を知る。


 その直後、ドンーーと衝撃が奔った。

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