表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

66/139

隋紀七 大業13(617)年 (20)

 河南討捕大使(かなんとうほたいし)裴仁基(はいじんき)は賊を破って軍需物資を獲得する度に、全てを兵士達に褒美(ほうび)として与えようとしたが、監軍御史(かんぐんぎょし)(軍の監察(かんさつ)官)の蕭懐静(しょうかいせい)は賛成しなかったので、兵士達は彼(蕭懐静)を恨み、蕭懐静はさらに度々裴仁基の過失を捜して弾劾(だんがい)上奏(じょうそう)をした。


 また2月に李密(りみつ)劉長恭(りゅうちょうきょう)等((ずい)軍)とのあいだで行われた、洛口倉城らくこうそうじょうの戦いにおいて、裴仁基は(ずい)軍が戦場に合流する期日に間に合わず、そして彼は劉長恭等が敗北したことを聞いたので、李密を恐れ()えて進軍せず、百花谷(ひゃくかこく)河南(かなん)鞏義(きょうぎ)市東部)に駐屯し、陣営の守りを固めたため、重ねて罪により朝廷から処罰されることを恐れた。


訳者注


弾劾(だんがい)(罪や不正をはっきりさせて、責任を取らせるよう求めること)


上奏(じょうそう)(皇帝に意見や事情などを述べること)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ