表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

37/139

隋紀七 大業12(616)年 (24)

 涿郡(たくぐん)通守(つうしゅ)である郭絢(かくけん)は兵一万人余りを率いて高士達(こうしたつ)の討伐に着手した。


 一方の高士達は自らの才智が竇建德(とうけんとく)に及ばないと考え、そこで竇建德を登用して軍司馬(ぐんしば)とし、全ての兵権(へいけん)を彼に授けた。


 そこで竇建德は高士達に要請して補給物資を守らせ、自ら精兵七千人を選んで郭絢の攻撃を防ぎ、わざと高士達との間に亀裂が生じて背いたように見せかけ、使者を派遣して降伏を郭絢に申し込んだ、願わくば先駆けとなり、高士達を攻撃して敗北させることに貢献し、今まで犯した罪を償いたいと。


 お人好しにも郭絢はこれを信じ、兵を率いて竇建德の先導に従い(平原(へいげん)郡の)長河(ちょうが)県に至ったが、竇建徳を全く警戒していなかった。


 その油断に乗じて竇建德は郭絢に襲いかかり、彼の兵数千人を殺しまたは捕らえ、郭絢の首を斬って高士達に献上し、この事によって張金称(ちょうきんしょう)の残党は全て竇建德に帰順した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ