「『ぬう坊』がイジメられている!」 (5)
「じゃあ、『ぬう坊』の代わりに、俺が、相手になってやるよ!」
そう宣言して、即座に後悔したけど、
相手の反応は?
底辺不良中学アルアルの不良は、
困った顔をした。
彼は、
家にヤバい人達が出入りしているだけで、
本人はマトモだから、
常に冷静で。
『なろう』で、
「【話の通じない】相手には、【力】しか無い」みたいな、
お子ちゃまな事を書いていた人が、
居たけど。
本当! 中学生以下だな!
現実の諸問題を、【力】で解決した事が、有るのかよ?
【話が通じない】相手(つまり、私)と対峙した時、
この不良は、
【力】を選択しなかった。
だって、コストがかかるから。
『何故? 此処に?』との連携さえ上手く行けば、
私と武力衝突をしても、
勝てる可能性が高かった。
相手方の私が、
そう判断していたのだから。
まあ、
訓練していたわけじゃないので、
実践では、
無理なのかも知れないが。
それに、
もし、仮に、私に叩きのめされても、
家に帰って、
チンピラを連れて来れば。
もう御解りだと思うが、
そこまでして、
得られるものが、
『ぬう坊』をイジメる権利では!
アホらしい!
しかも、
コイツが言っている通り、
『ぬう坊』に、日直の仕事か何か? を、ただ、やらせようとしていただけだったら?
労苦多くて、益ゼロだ。
話はズレるが、
これが、国家間の争いとなると、
【コスト高】 → 【利権の拡大】
なので、
意図的に、騒ぎを大きくしようとする。
もちろん、
【利権の拡大】の利権とは、
国益の事では無く、
極一部の金持ちの利益だ。
当然、
その【利権の拡大】のため、
日本も中国も北朝鮮もアメリカも、
裏では繋がっていて、
出来レースを演じている。
当たり前だが、
彼等の利益は共通しているので。
ついでに、
【話が通じない】相手ってのは、
子供の時は、
居たな。
泣きながら食って掛かって来る奴が。
『秘密警察ネタがウケたので、今度は御学友ネタ』で書いた、
「○の宮(注、現令和○皇)を、相撲で、ブン投げちゃった」
という伝説を持つ男も、そんなイメージだった。
ただ、
その人とは、
大人になってから知り合ったので、
あくまでも、イメージなんだけど。
子供の時、
泣きながら食って掛かって来る相手には、
平気でパンチを入れていた。
すると、
一瞬で泣き止み、
顔面蒼白となって、逃げ出す。
【話が通じない】相手には、【力】も通じないんだよ。
でも、
理性的な相手には、
【力】は、
通じる。
そんな事をしてたから、
周り中、敵だらけになっちゃたんだけど。