うわぁぁぁぁ地獄やぁ(´;ω;`)
初めて書きます。よろしくお願いします!
海自の情報については、元自の友人やネットの情報を元にしています。間違っていることや現実と違うこともありますが何卒ご容赦ください
※筆者は海保好きです。お手柔らかにお願いします。
『総員起こし5分前、総員起こし5分前…』
聞きたくない言葉が耳に入る。ふと枕元の腕時計を見る。
05:55
デジタル表示のGショックから見たものはあと5分寝れることを意味していた。
「よいしょっと」
上のベットの田村の声が聞こえる。多分起きたのだろうが、正直寝ていて半分しか頭にしか入ってこない。ベットから起きたくない。なんでこんなところに来たんだろう。やめときゃよかった。朝が辛すぎる。包布を深く被り頭を埋める。
…。…。…。
その時が来てしまった。
ラッパ音が鳴り部屋の全員が起きる。窓側のベットの人間がカーテンを開け、部屋に光が入ってくる。部屋からは舞鶴湾のオーシャンビューが見える。今はそんなこと気にしてられない。素早く着替える。靴下は最初から履いている。ズボンと上衣を来て半長靴を履く。その後廊下に整列する。
どうやら今日は7番目に早く並べたらしい。二列に並び自分の後ろにどんどん並んで行く。
「気をつけ。右へならえ。なおれ。番号!」
「1」「2」………「19」「20」「満!」
40名の男達が二列に並んでいる。列の前には区隊内務がいる。番号を掛けている途中で班長が来た。番号を掛け終わり区隊は気をつけをしたまま、内務が回れ右をして班長に報告する。
こんな生活はここに入って10回目になる。正直きつい。しかも起きてからすぐ顔を洗わずこうして並ぶ。点呼が終わったら顔を洗い、すぐ食堂に行き飯を食べる。起床20分後に飯は流石にきつい。今までまともに朝食食ってきてなかったから悔やまれる。
食堂から戻って毛布シーツ類を畳み身だしなみを整える。そういえば昨日ヒゲを剃ってない奴がこっぴどく怒られてたっけ…。いかん自分も剃らなくては…。
「今日の訓練はカッターだ!全員準備運動を済ませてから膨張式救命胴衣をつけることいいな!」
「「「はい」」」
班長が厳しく指導する。カッターを降ろすのは危険を伴うため班長達も真剣になる。
「よし、降ろしたな、おい田村おもてのもやい持っておけよ」
「え、おもてですか?」
「あ、すまんすまん。まだ教えてなかったわ。おもてって言うのは艦首すなわち先端だ。後々必要になるから覚えたほうがいいぞ。」
「はい!」
「オッケー、こっちのもやいは結んだから、田村のもやいも貰うわ。」
「…。よしお前ら運動靴脱いで二列横隊に並べ。靴は整然と並べろよ。今から1分以内に、いくぞよーいてっ!」
全員一斉に靴を脱ぎ出す。
(やれやれこれがあるから体育会系は好きになれない)
まあいいや、これから無料で湾内クルーズできるって考えたら安いもんだ。今日も一日護衛艦を見ながら訓練しますか!!
私も海自に入りたかったなーと思いながら、この物語を思いつきました。舞鶴には何回も旅行しているので参考にしていただければと思います!