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2/7 黄金に輝く冬の田園

 前向車の円筒から白い排気ガスが篭り、なびく。

「なんか雪降りそうだね」

 そう言う母の声は冷たい空気にスッと溶けた。

 空は白く落ち込みを纏う厚い雲が立ち込めている。

 その下に青い山々が空中を覆う白い雲のせいでくっきりと映る。

 サイドミラーに目を落とすと、鏡の上部に映る自分の首筋の下に風景が流れていく。

 大きな看板、道に立ち並ぶ電柱、それよりも長く枝を伸ばした木。

 穏やかな田園風景だった。

 その田園は稲穂の刈り残しと枯れ草が埋めていた。

 それは、今、まさに黄金色に輝いていた。

 冬にしか出せない、静かで深い色がそこにあった。



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