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2/4 遠望
太陽の眩しさに少し俯いて歩くと、金と土が混ざり合ったような色をした苔がこびり付いた縁石が目に入った。
その脇には身長の低い草花がこじんまりと揺れている。
太陽が放つ日光を受け取った点は、線香花火の秋の松葉のように細く伸びる白い光を私に渡してくる。
それは案外、綺麗に瞳孔に映る。
心の赴くままに道を進んでいく。
見通しがいい拓けた土地。
枯れ草が散乱し、土塊が積まれている畑の上に私の影が横たわった。
空には縦に伸びる電柱を横切っていく飛行機雲が浮かんでいた。
それは薄く、細く、遠かった。




