表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Skydrift  作者: さっそう
第1章 幻想郷壊滅の危機
7/16

第7話 奇襲、そして最終決戦へ

その頃、昼から夜にかけて霊夢達は作戦会議とその後に調査を行っていた。どうやらコース王にも強さというものがあり、その中でも1番強いのが布都を護る、霧の湖王ミラというコース王であった。

布都「だからあいつは我をすぐに狙ってきたわけか。あのときは本当にびっくりした、急に今まで感じたことのないオーラを感じたからな」

お燐「それにしてもこれ書物の方も曖昧だよね、強さ順ではあるが、実際は相性の問題でもあり〜みたいなことつらつらと書いてあるよ」

霊夢「多分だけど強すぎて判断材料が少ないんじゃないの?」

霊夢達は1番狙われやすいのは誰なのかを調べるため、自分達を護るとされるコース王について調べていた。

早苗「それにしても本当に護ってくれたりするんですかね?私達を監視してくれてたりしてるんですかね?」

霊夢「正直あまりわからないわね。まずこれもただ私達の最高レート値となっているコースのコース王調べてるだけだし、本当にいるのかもまだ怪しいレベルだし」

お燐「私は灼熱地獄跡地って聞いてなんか嬉しいな〜ほとんどお家だし」

布都「我も大好きな霧の湖のコース王に護られている聞くと嬉しい気分になるな!」

霊夢「あんた達どんだけポジティブなのよ…」

早苗「霊夢さんは人里だからいいじゃないですか!私なんて竹林ですよ竹林!妖怪の山とかが良かったですよ!」

早苗がそう言った途端、結界が思いっきり割れる音がする!

霊夢「なに、何が起こったの!?」

霊夢はすかさずレートガードを張るがやはりすぐに割れてしまう。しかし、なんとか4人共軽症で済んでいる。

霊夢(これ私が反応できてなかったら終わっていたわね…)

霊夢「んで、あんたが紫を操っていたやつなのかしら?前に対峙したときよりも強くなってない?あんた」

霊夢は淡々と質問する。それにアフィリはこう応える

アフィリ「ええ、そうよ。これまでとは比べ物にならないくらい強くなったわ。これも幻想郷を我が物にするために…私の名はアフィリ。さて、私に付いてきてもらおうか?黙って付いてくるのなら何も危害を加えないが?」

霊夢(相手のレートは1億。もう手も足も出ないってレベル超えてるわね。負けイベントでもなかなかのクソゲーなんじゃないかしら)

霊夢「ふ〜ん、私達が幻想郷をここまでされて黙ってあんたの言うこと聞くと思っているの?あなたに幻想郷は渡さないわ」

布都「そうだ!ここまでされて黙ってお主に譲るわけないだろう!」

お燐「当たり前よ!お前の好きにはさせないよ!」

早苗「あ、あの…ついて行ってもいいですかね?はは…」

急に怖くなって相手の指示に従おうとする早苗に3人の拳が脳天を突く。

早苗「ギャフン!」

早苗はそのまま気絶してしまった。

お燐「姉さん!早苗さん起きません!」

霊夢「仕方ない、早苗はそこらへんに放っておきましょう!」

布都「そうだな!デカい胸してるのもなんか腹立つしな!」

とても幻想郷の存亡をかけた戦いとは思えなくなり、アフィリは少し引いてしまう。ほぼ勝ち目のない敵を目の前にして仲間割れが始まるのだから当然である。

アフィリ「あなた達、仲間割れしてる場合なの…?」

霊夢「あんなデカい胸晒してるやつ、返って共闘しにくいからいいのよ!そんなことより!」

アフィリ「あ、そんなことなのね…」

霊夢「魔理沙達はどこよ!あんたを倒してから助けに行かないといけないから聞いておかないとね!」

霊夢は自信満々でアフィリを倒した前提の話を持ち掛ける。

アフィリ「私を倒す自信があるなんていい度胸ね。そんなに知りたいのならそこで戦いましょうか」

アフィリはそう言うと霊夢達と共に魔理沙達の場所にテレポートする。

アフィリ「さて、私に勝てるのでしょう?なら倒してみなさい」

霊夢「よし!あんた達、行くわよ!」

布都&お燐「おー!」

合図すると3人はアフィリを囲み、攻撃を始める。だがアフィリにはそんなものは痛くも痒くもない。

アフィリ(こいつら、一体何を考えているんだ?こんな攻撃は効かないとレート差でわかるだろう)

しかし、攻撃を始めて少し時間が経つと、3人の攻撃は威力を高め、だんだんとアフィリは違和感を感じてくる。

アフィリ(…?なぜこんなに攻撃力が上がって…まさか)

アフィリは事前に張っておいたレートガードを確認すると、だんだんと効果が弱まっていることが分かった。

アフィリ「くそ!通りでダメージが通るわけね!」

アフィリはすぐに3人を吹き飛ばし、新たにレートガードを張る。

布都「うーむなるべく少しずつやっていたが、ばれてしまうか…」

お燐「というか姉さんとはぐれちゃったよ!これまずいんじゃ…」

お燐と布都は戦闘での煙の中、霊夢の気配を探し、そこに向かう。そこにはレートガードを何枚も張っては破壊されている防戦一方の霊夢の姿があった。

お燐「まずい!私たちも加勢しないと!」

お燐はすぐに霊夢の手助けをしようとするが、布都が地面にある罠に気が付く。

布都「お燐、行くな!」

お燐「え?」

そう言ったときにはもうお燐は罠を踏んでしまい、気絶させられてしまう。

布都「お燐!」

布都が助けに行こうと足を一歩踏み出したとき、そこにアフィリはすぐに罠を仕掛ける!

アフィリ「させないわよ!」

布都「くそ!」

布都は全レートオーラを使って防御するが、罠での攻撃力が高すぎて防ぎきれず、そのまま空高く飛ばされ、地面にたたき落されてしまう。

霊夢「布都…お燐…今助け…」

アフィリ「そんな死にかけの癖に何をほざいているの?」

アフィリはそのまま霊夢の腹部を殴り、気絶させる。

霊夢「あっ…」

霊夢はその場で倒れこんでしまう。そこに立っているのはアフィリだけである。

???(うーんやられちゃったか…これもう目を覚まさないかもね…これじゃあこの子達の守護剝がされて終わりかな…)

アフィリ「コース王が出てこないのなら心配する必要なかったわね。あいつらはこの連中には付いてなかったのかしら」

???(早めに出ておくべきだったわね…これじゃあ本当に幻想郷が…)

アフィリ「まあいいわ。このまま3人をあの機械に入れちゃって儀式しちゃえばもうコース王もいなくなって幻想郷が管轄から外れる。幻想郷はかなり善勢力の力の源にもなっていたからラッキーね。抜け殻は適当に始末でもしておくか」

???(まずいな~この幻想郷まで奪われたらいよいよ取り返しが付かなくなるのに…)

布都「まだ…まだ…終わっておらん…」

アフィリ「うん?」

布都はボロボロになりながらもなんとか意識を取り戻し、立ち上がっていた。まっすぐ立つことは出来ず、体も震えており、頭から血が大量に流れていた。そして残りオーラは0となっていた。

アフィリ「そんな状態で戦えると思っているの?私はあなたを殺したくないのだけど」

布都「お主の都合など知らぬ…それよりも怖いのかの?殺すのが」

アフィリは痛いところを突かれてしまい、内心焦ってしまう。

アフィリ「さあ、私はあなた達を生かしたいだけよ。私は優しいからね」

布都「さっき抜け殻扱いしておった癖によく言うのう」

アフィリはさっきの独り言を聞かれてしまったことに腹が立ち、布都に拳を放つ!

アフィリ「黙れえええ!!!」

布都(コース王さん、さっきから聞こえておるぞ。あなた様の声が。どうかあなた様の力を貸してはもらえぬか?)

そう布都が願ったとき、布都の瞳が水色に光り輝く。

???「ふふ、まさか聞こえていたなんてね。私を認知できるなんて、あなたよっぽどのポテンシャルの持ち主ね」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ