第2話 幻想郷の闇
霊夢「はあ!?どういうことよ!」
魔理沙「言った通りだ。もう4人が幻想郷からはいなくなってる、というか追放されてしまったんだ。」
霊夢「それって誰よ…」
魔理沙「諏訪子、萃香、レミリア、チルノだ。その他にもまだ幻想郷から追放するべきやつがいるか紫が探してる。」
霊夢「ちょっと!そいつらただポテンシャルが低いだけなんでしょ!?なんで追放までされないといけないのよ!」
魔理沙「ポテンシャルが低いのは問題じゃない。だが、ポテンシャルが低いってことは過去に問題を起こしたことがある、ということでもあるんだ」
霊夢「え、過去に…問題…?」
魔理沙「ああ、そろそろ話そうとは思っていたんだが、私も追放されてしまいそうなんだ。過去に問題を起こしてしまった件でな。」
霊夢「過去に問題って…それ私もなんじゃないの!?私のLWは強力だし、人間界のやつらが使っていた頃って…」
魔理沙「ああ、もう半数近くのやつらが追放されそうになってる。しかもいつ追放されてもおかしくないんだ。だからみんな必死にレート上げに励んでいるんだ。紫に追放されそうなときに対処できるようにな!」
霊夢「そういうことだったの!?というかこれ紫を説得は出来ないのかしら…」
魔理沙「いや、さすがにそれはできないだろ…」
魔理沙がそう言いかけると目の前に紫が現れ、魔理沙を気絶させてしまう。
魔理沙「あっ…」
魔理沙はその場で倒れ込み、紫は魔理沙を連れて行こうとする。
霊夢「紫!?待ちなさい!」
紫「あら、霊夢。どうしたの?」
紫はまるで何も起きていないかのように、いつもの態度で話している。
霊夢「とぼけるのもいい加減にしなさいよ!もうあんたがやってることはわかってんのよ!追放なんて意味わからないことはやめなさいよ!」
紫「はあ、めんどくさいことを吐き出してくれたわね、この魔法使い。とにかくこれは過去に起こした問題を反省させるためにやってることなの。口出ししないでもらいたいわね。霊夢。」
霊夢「過去に起こした問題って…今まで追放されたやつらも関係ないじゃない!悪いのは全部操っていた人間達のせいでしょ?こんなのとばっちりよ!」
霊夢の意見を聞かずに紫は立ち去ろうとする。
霊夢「ちょっとくらい待ちなさいよ!」
霊符【夢想封印】