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友人と遊びに行った時のことだ。

車で目的地に向かっていた。

運転は友人で俺は助手席だった。

そして山道に入り、しばらく走った時のことだ。

俺たちの前を軽自動車が走っていた。

そして緩いカーブに差し掛かろうとしたとき、反対車線のトラックがセンターラインをオーバーしてきた。

「うわっ!」

友人は反射的に対向車線にハンドルを切った。

しかし前の軽自動車は反応が遅れた。

トラックと正面衝突してしまったのだ。

「あちゃーっ」

路肩に車を止め、事故車を見に行った。

トラックはまだましだったが、軽自動車は悲惨の極みだった。

前半分が完全につぶれていた。

もちろん運転席を含む。

さっきまで人がいたはずのところがぺしゃんこなのだ。

「だめだな」

友人が小さく言った。

俺もそう思った。

トラックの運転手がふらつきながら降りてきた。

友人が道端に運転手を座らせた。

運転手は茫然とした顔でつぶれた軽自動車を見ていた。

友人が警察と救急を呼んだ。

その時である。

俺は気づいた。

道の端ぎりぎりに、たくさんの人が並んでいるのを。

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